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日本軍性的奴隷制被害ハルモニ、また死亡…生存者は20人に

登録:2019-08-04 21:41 修正:2019-08-05 08:35
7月31日昼、ソウル市鍾路区の旧駐韓日本大使館前で、日本軍「慰安婦」被害者問題解決のための定期水曜集会現場で捉えられた少女像=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社

 日本軍性奴隷制被害ハルモニ(おばあさん)1人が、4日午前に死亡した。今年だけで4人の被害者が亡くなった。

 正義記憶連帯はこの日正午、フェイスブックに文を上げ「ソウルに居住されていた日本軍性的奴隷制被害ハルモニが、この日午前昇天されました。ハルモニがつらく苦しい記憶をすべて忘れて、安らかに眠られるよう願います。ハルモニのご冥福をお祈りします」と明らかにした。これに先立って、1月にはキム・ボクトンさんが死去し、その後3月にはクァク・イェナムさん、4月にもまた別のハルモニ1人が亡くなった。これで韓国政府に登録された「日本軍性的奴隷制被害者」240人のうち生存者は20人になった。

 正義記憶連帯の関係者は「この日午前10時頃、ハルモニの死去の知らせを聞いた」として「がんなどの特別な持病ではなく、高齢のために病院に何度も通われていたと承知している」と説明した。この関係者はさらに「ハルモニは、これまでマスコミに露出したことがなく、ハルモニ自身とご家族が一切知らされることを願っていない」として「遺族の意により葬儀も非公開で執り行うことにした」と付け加えた。

クォン・ジダム記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/904425.html韓国語原文入力:2019-08-04 14:31
訳J.S

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