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「李明博政府の民間人査察」暴露したチャン・ジンス前主務官、公職復帰

登録:2019-06-26 23:08 修正:2019-06-27 08:37
国務総理室の民間人不法査察と関連して証拠隠滅疑惑を暴露したチャン・ジンス前公職倫理支援官室主務官が21日午後、ソウル市瑞草洞のソウル中央地検に参考人資格で再召還されて地検に入るところ=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社

 李明博(イ・ミョンバク)政府の民間人不法査察証拠隠滅を暴露したチャン・ジンス前首相室公職倫理支援官室主務官が、行政安全部長官政策補佐官に任命された。

 行政安全部は24日、チャン前主務官がチン・ヨン長官の政策補佐官(特別職3級)に任命され、同日業務を始めたと明らかにした。 チャン前主務官は2008年、公職倫理支援官室が李明博元大統領をネズミに比喩した動画をブログに掲示したキム・ジョンイク前KBハンマウム代表を不法査察したという疑惑が持ち上がった後、証拠隠滅の疑いで起訴された。 しかし、その後「大統領府の指示で不法査察内容の入っているパソコンのハードディスクを隠滅した」と明らかにし、自分に口止め用に官封で5千万ウォンの札束を渡してきた事実も暴露した。 これを契機に検察の民間人不法査察事件の再捜査が始まり、イ・ヨンホ大統領府雇用労使秘書官など関連者の処罰につながった。

 だが彼はその後、2013年に最高裁(大法院)で有罪が確定し、公務員の身分を剥奪された。職を失った後、生活苦にも遭い、議員室の立法補助員の仕事をしたり公務員労組などでも活動した。 前回の大統領選挙時には文在寅(ムン・ジェイン)選挙キャンプで総務支援チーム長を務めた。

 約6年ぶりに公職に復帰することになったチャン補佐官は、この日メディアとのインタビューで「公務員として再び仕事をすることになり感慨無量だ。うれしいけれども一方では荷が重い」「その間に体験した色々な経験を基に、今後どのようにしていくか考えてみようと思う」と話した。

チェ・ユンテ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/899162.html韓国語原文入力:2019-06-24 23:22
訳A.K

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