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文大統領、APEC期間中に中ロと首脳会談

登録:2018-11-08 07:07 修正:2018-11-08 08:03
文在寅大統領と金正淑夫人が今年7月、ソウル空港でインド・シンガポール歴訪のため専用機に搭乗し、歓送客に手を振りながらあいさつしている=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領がASEANおよびアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議への出席などのため、今月13日から18日までシンガポールとパプアニューギニアを訪問する期間中に、ロシアのプーチン大統領やオーストラリアのとモリソン首相と首脳会談を行うと、大統領府が7日に発表した。

 ナム・グァンピョ大統領府国家安保室第2次長は同日の記者会見で「文大統領が17日から二日間、パプアニューギニアで開かれる第26回APEC首脳会議に出席する」とし、「今回のAPEC首脳会議は包容的機会の活用、デジタル未来への備えというテーマで開催される。今回の首脳会議で、第4回産業革命への挑戦に備える大きな枠組みとして、韓国政府の革新的包容国家ビジョンを国際社会に提示するなど、アジア太平洋地域の全体の発展方向の議論に寄与すると期待している」と述べた。

 文大統領は、朝鮮半島の非核化と平和定着のための周辺国の協力を要請するために、習近平主席やプーチン大統領とそれぞれ二国間首脳会談を行う予定だと、大統領府は説明した。大統領府高官は「プーチン大統領との首脳会談は確定しており、習近平主席とは調整中」だと話した。来年初めの開催が予想される第2回朝米首脳会談を控え、南北首脳が合意した年内終戦宣言と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長のソウル答礼訪問など、急変する朝鮮半島情勢に関する協議が行われるものと見られる。

 文大統領はペンス米副大統領とも会う見込みだ。大統領府高官は「米国側の要請で、ペンス副大統領との面会も調整中」だとし、「今回の歴訪を通じて、朝鮮半島の完全な非核化と恒久的平和を構築するための韓国政府の政策と主導的な努力に対する国際社会の理解を高め、支持基盤を固めていく」と説明した。

 パプアニューギニアで開かれるAPEC歴訪に先立ち、文大統領は13日から16日までシンガポールを訪問し、第20回韓-ASEAN首脳会議、第21回ASEAN+韓日中首脳会議、第13回東アジア首脳会議(EAS)など、ASEAN関連首脳会議に出席する。ナム次長は「東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議では、韓国政府の核心戦略課題の一つである新南方政策の主要パートナーであるASEAN国家と今後の実質的協力をさらに拡大・強化していくための方策を協議する予定だ」とし、「地域の平和と繁栄に向けた最上位戦略フォーラムの東アジア首脳会議では、朝鮮半島平和プロセスの進展に向けた努力に対する加盟国の支持を再確認し、サイバー安保や保健、災難など非伝統的な安保問題についても協議する予定」だと付け加えた。韓中日首脳が参加する東アジア首脳会議には習主席の代わりに李克強国務院首相が出席する。

キム・ボヒョプ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/polibar/869192.html韓国語原文入力:2018-11-07 11:54
訳H.J

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