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「懲役24年」朴槿恵前大統領の控訴審裁判が20日に終結

登録:2018-07-07 08:39 修正:2018-07-08 08:04
2016年11月4日、朴槿恵大統領が大統領府の談話室で国民向け談話文を発表する途中、頭を下げて謝罪している=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 賄賂授受などの容疑で1審で懲役24年を言い渡された朴槿恵(パク・クネ)前大統領の控訴審裁判が、今月20日に終了する予定だ。朴前大統領の2審は、同じ裁判部で裁判を受けた“40年来の友人”であるチェ・スンシル氏、アン・ジョンボム元大統領府政策調整首席とともに宣告される可能性が高い。

 ソウル高裁刑事4部(裁判長キム・ムンソク)は6日、朴前大統領の裁判を開き、「20日午前10時、最終弁論を行う」と明らかにした。予定通りこの日に検察の求刑と国選弁護人の最終弁論が終われば、早ければ8月にも朴前大統領の2審判決が下される見通しだ。検察は1審で朴前大統領に懲役30年を宣告してほしいと裁判部に要請している。

 朴前大統領は4月6日、懲役24年に罰金180億ウォン(約18億円)を言い渡された。朴前大統領の弟であるパク・グンリョン元育英財団理事が控訴状を提出したが、本人が直接出て控訴を放棄した。これに検察だけが控訴した状態で2審裁判がこれまで3回開かれた。昨年10月から法廷出席を拒否している朴前大統領は、2審の裁判に一度も出席しなかった。

 朴前大統領とともに裁判を受けたが、1審が先に宣告されたチェ氏は6月、控訴審裁判が終わった。1審で懲役20年を言い渡されたチェ氏に、検察は懲役25年を改めて求刑した。アン元首席も1審で懲役6年を言い渡されたが、検察は2審で同様の刑を宣告してほしい(控訴棄却)という意見を明らかにした。二人の事件を審理したソウル高裁刑事4部は、判決の日取りをまだ決めておらず、重なる容疑が多い朴前大統領とともに宣告するものとみられる。

 一方、ソウル中央地裁刑事32部(裁判長ソン・チャンホ)は、国情院長の特殊活動費を賄賂で受け取った疑いなどで追加起訴された朴前大統領の1審を20日に宣告する予定だ。宣告が延期されなければ、朴前大統領は同じ日に判決と求刑が同時に進行される可能性もある。

キム・ミンギョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/852234.html韓国語原文入力:2018-07-06 16:45
訳M.C

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