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シンガポール外相、米国経由して平壌に到着…儀典・警護について論議したもよう

登録:2018-06-09 08:40 修正:2018-06-09 10:55
北朝鮮のリ・ヨンホ外相と、訪朝したシンガポールのビビアン・ハラクリシュナン外相が今月7日、万寿台議事堂で外交長官会談を進めたと朝鮮中央通信が8日報道した/聯合ニュース

 北朝鮮のリ・ヨンホ外相とシンガポールのビビアン・バラクリシュナン外相が7日、平壌の万寿台(マンスデ)議事堂で会い、朝米首脳会談を控えた情勢について意見を交わしたと「朝鮮中央通信」が8日、報道した。

 「朝鮮中央通信」は同日、「朝鮮民主主義人民共和国とシンガポール共和国の外相間の会談が7日に万寿台議事堂で行われた」とし、「会談でリ・ヨンホ外相とビビアン・バラクリシュナン外相は、長い歴史と伝統を持つ二国間の親善協力関係をさまざまな分野にわたってさらに拡大発展させていくことと朝米首脳会談を控えた情勢に関連し、深度ある意見を交換した」と伝えた。さらに「会談はあたたかく親善的な雰囲気の中で行われた」と付け加えた。

 シンガポール外務省は6日、バラクリシュナン長官がリ外相の招請を受け7~8日に平壌を公式訪問し、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長も表敬訪問する予定だと明らかにした。バラクリシュナン長官は訪朝に先立ち、5日(現地時間)には米国ワシントンに立ち寄り、マイク・ポンペオ米国務長官にも会った。

 両会談で具体的にどのような話が議論されたのかは伝えられていない。ただ、シンガポールが12日の朝米首脳会談の開催国であるため、会談に先立ち両者の外交長官と相次いで面会し、首脳会談の実務に関して調整を行ったものと予測される。特に北朝鮮の場合、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が執権後に出向く初めての長距離旅であるため、金委員長の儀典と警護問題を集中的に協議した可能性が高い。一部では今回の会談で金委員長の移動手段(飛行機)に関する協議が行われたという報道もあるが、確認はされていない。

キム・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/848245.html韓国語原文入力:2018-06-08 11:53修正:2018-06-08 13:40
訳M.C(1031字)

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