「ろうそく市民の皆さん、エバート人権賞を受け取りに来てください!」
朴槿恵(パク・クネ)政権退陣非常国民行動・記録記念委員会(以下、退陣行動)が、昨年ドイツの非営利公益・政治財団であるフリードリヒ・エバート財団(以下、エバート財団)から受けたエバート人権賞を市民に配ると15日、明らかにした。これに先立ってエバート財団は、昨年ろうそく集会に参加した“大韓民国国民”を2017エバート人権受賞者に選定した。人権賞が制定された1994年以後、特定の団体や個人でなく特定国家の国民が受賞者に選ばれたのはこれが初めてだ。
セウォル号惨事の生存者である檀園高校出身のチャン・エジン氏は、昨年12月5日、ドイツ・ベルリンのフリードリヒ・エバート財団で開かれた授賞式で1700万ろうそく市民を代表して、エバート人権賞と功労賞を受けたことがある。当時、チャン氏は「ろうそく集会で負傷者はいなく、連行された人もいなかった。みんな一つの心、同じ思いだったから」と話した。
退陣行動は18日から2日間、ソウル汝矣島(ヨイド)の国会議員会館で開かれる「ろうそく抗争1周年記念学術シンポジウム」期間、市民に賞状を配ることを決めた。パク・ジン退陣行動記念委員会ろうそく白書チーム長は、ハンギョレとの電話インタビューで「この間、人権賞を直接受け取りたいという市民の問い合わせが多くあった。市民に賞をお返しすべきだが、その時期を考えてきたが学術討論会に合わせてお渡しすることにした」と説明した。
エバート人権賞は二度に分けて配布される。一回目は、19日午後1時から6時までソウル汝矣島の国会議員会館ロビーで受け取ることができ、二回目は24日午後1時から6時までソウル市鍾路区(チョンノグ)のグローバルセンターで受け取ることができる。エバート財団韓国事務所は、このために賞状900枚を出力し、退陣行動に渡した。