本文に移動

河野外相「韓国政府は慰安婦合意を着実に実施せよ」

登録:2018-01-17 23:37 修正:2018-01-18 06:54
河野太郎外相が16日、カナダのバンクーバーで開かれた「朝鮮半島安保・安定のための外交長官会議」で発言している=バンクーバー/AFP聯合ニュース

 河野太郎外相が「慰安婦合意に関して韓国が追加措置を要求することは絶対に受け入れられない」として、韓国政府の慰安婦合意後続措置に再び反発した。

 河野外相は16日、カナダのバンクーバーでカン・ギョンファ外交部長官と共にした朝食会でこういう発言をした。カン長官と河野外相は、北朝鮮の核・ミサイル問題を議論するために20カ国外相が集まった「朝鮮半島安保・安定のための外交長官会議」に参加するためバンクーバーを訪問した。河野外相は「慰安婦問題は“最終的かつ不可逆的”に解決されたことが(2015年韓日政府合意で)確認された。(韓国が追加措置を要求する)そういう協議には応じない。韓国政府が合意を着実に実施することを強く要求する」と話したと日本政府が明らかにした。河野外相は、朝鮮人強制徴用被害者問題についても「日本の公館前などに“労働者像”を設置しようとする動きに対して(韓国政府が)適切な対応をすることを強く要請する」と話したと、日本政府が明らかにした。韓国政府が立ち上がって駐韓日本大使館前の強制徴用労働者像設置の動きを阻んでほしいという話だ。

 韓国の外交部当局者はこの日、カン長官が河野外相に慰安婦問題および強制徴用者像と関連して、韓国側の立場を伝えたと明らかにした。カン長官は、安倍晋三首相の平昌(ピョンチャン)冬季五輪出席が決定されれば歓迎するという意も伝えたという。

 河野外相は、安倍首相の平昌五輪出席の有無については「国会の日程を見て検討する」とのみ答えた。安倍首相が参加するか否かはまだ不確かだが、連立与党である自民党と公明党は可能ならば開幕式に参加することが望ましいという方向で意見を集約した。

東京/チョ・ギウォン特派員、キム・ジウン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/828179.html韓国語原文入力:2018-01-17 20:26
訳J.S

関連記事