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文・沈候補「韓国国内の高麗人支援特別法改正を推進」

登録:2017-05-02 22:43 修正:2017-05-07 06:31
2日午前、国会議員会館で「高麗人強制移住80年国民委員会」が共に民主党のキム・サンゴン選対本部長に会い、不合理な在外同胞法と高麗人特別法を改正してほしいという内容の政策提案書を手渡した。=高麗人強制移住80年国民委員会提供//ハンギョレ新聞社

 旧ソ連の地で暮らし故国に帰ってきた同胞(高麗人)とその子孫の安定的国内居住と支援が必要だという報道(ハンギョレ5月2日付)と関連して、共に民主党と正義党が関連法を改善するという方針を相次いで出した。次期政権で高麗人に対する処遇が変わるかが注目される。

 高麗人の権利の保障と改善のために活動する「高麗人強制移住80年国民委員会」(委員会)は2日午前11時30分、国会議員会館で共に民主党のキム・サンゴン選挙対策本部長などと会い、「政策提案書」を手渡した。委員会は提案書で「粗末な在外同胞法と高麗人特別法のために韓国国内に滞留する高麗人4世が強制出国させられている。祖国の政府による家族解体は、ソ連政府の強制移住を経験した高麗人にとってさらに大きな痛みになっている」と明らかにした。委員会はまた「国内滞留高麗人とその子供を外国人に分類し、保育・医療・教育で差別する関連法を次期政府が改正しなければならない」と求めた。

 これに対して共に民主党のキム・サンゴン選挙対策本部長は「国内滞留高麗人の痛みに心から共感し、過去の歴史の苦痛を希望にするために次期政府で高麗人特別法改正を引き出す」と話した。

 またこの日、正義党の沈相ジョン(シム・サンジョン)大統領候補選挙対策委員会も「高麗人の長年の苦痛に共感し、正されなかった私たちの歴史と治癒されていない高麗人の傷に遺憾を表わす」として「高麗人の名誉回復と権利保障、高麗人の子供たちの未来は私たち全員が責任を負わなければならない」と指摘した。沈相ジョン正義党大統領候補は「強制移住させられた高麗人の名誉回復と支援のための国民委員会設置と高麗人特別法改正のために最善を尽くす」と述べた。

 一方、委員会はこの日「在外同胞最大の悲劇である1937年高麗人強制移住に対して、国家次元の調査と研究がなされなければならない」として、9月17日に「高麗人大会」を開き、強制移住犠牲者と生存者に対する慰労と名誉回復の事業を推進することにした。

キム・ギソン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/area/793168.html 韓国語原文入力:2017-05-02 20:10
訳J.S(1160字)

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