ドイツ政府とドイツ自動車会社が国内のマイスター高校・特性化高校(いずれも特定分野の専門職業人を育成する専門学校)の生徒90人を自動車整備専門家に育成する「アウスビルドゥング」(AUSBILDUNG)プログラムを国内に初めて導入する。
韓独商工会議所は6日、BMWコリア、メルセデス・ベンツコリアと共に韓国の高校生を選抜して自動車整備専門家に育成する「アウスビルドゥング」プログラムを導入すると発表した。アウスビルドゥングとは「職業教育」を意味するドイツ語で、仕事と学習を並行するドイツの職業訓練教育制度を指す。ドイツでは製パン、警察など350以上の職業群で施行されている。ドイツ政府・企業の主導で30カ国を超える地域でプログラムが運営されている。
今回導入されるプログラムは自動車整備専門家を育てる「アウトメッカトゥロニカ」(Auto-Mechatroniker)だ。特性化高校とマイスター高校の自動車学科在学生のうち90人を選抜する。選ばれた学生たちは、プログラムが実際に進められている斗源工科大学と麗州大学に在籍しながら実務教育(70%)と理論教育(30%)を3年間履修することになる。実務教育の際にはドイツ自動車メーカーの国内ディーラー会社との正式な労働契約を結び、給与をもらう。カリキュラムは企業と該当大学が協力して開発する。修了生は、ドイツ及びドイツ系企業で資格が認められる「アウスビルドゥング認証書」をもらい、修了後ディーラー社の採用機会も与えられる。
韓独商工会議所のシュテファン・ハルザ会長は「若者の失業率を減少させるために、労働市場の要求と求職者の専門性が一致するようにしなければならない」と述べた。プログラムの申請の説明会は今月18日と25日開かれる。問い合わせは韓独商工会議所で受け付ける。