本文に移動

靖国神社で爆発…テロとの関係捜査中

登録:2015-11-23 22:57 修正:2015-11-24 09:19
23日、東京の靖国神社で爆発物処理班要員と警察がこの日午前発生した爆発事件を慌ただしく処理している=東京/EPA聯合ニュース

 東アジア歴史の葛藤の“根源地”である東京の靖国神社で、時限爆弾装置による爆発事件が発生した。 警視庁は今回の事件を「ゲリラによるテロ」である可能性も排除せず捜査を拡大している。

 警視庁は23日午前10時頃、東京千代田区の靖国神社で「爆発音が聞こえた」という申告を受け、現場に到着して南門付近の男性用トイレで焼け焦げた爆発跡を発見したと明らかにした。 また、現場で時限爆弾によく使われる起爆装置、電線、乾電池、プラスチック製バケツ(4個)等を確保した。 警視庁はこれと共にトイレの天井にこの爆発で生じたと見られる縦横それぞれ30センチメートル程度の穴も確認した。

 NHK放送など日本のメディアは「現場で発見された不審物を処理するため警視庁が爆発物処理班を投じて昼12時40分頃に処理を終えた」と報じた。今回の爆発による負傷者はいなかった。

 日本の警察は今回の事件が今月13日にパリで発生したISのテロとの関連性有無についても捜査を拡大しているという。 共同通信等も「靖国神社を狙ったゲリラ事件である可能性もあるとみて警視庁が捜査している」と伝えた。

 この日は日本の休日(勤労感謝の日)であることに加え、神社の祭り(新嘗祭、収穫を祝う日本王室の祭)と重なり観覧客が普段より多かった。 そのために現場では不安な面持ちで携帯電話で爆発事故の速報を検索する人が多く見かけた。 現場で会った40代の市民は「南門付近で相当大きい爆発音が聞こえた。火は出なかった」と話した。

 神社関係者は「南門は11月から2月までは午前6時に開き午後5時に閉じる。警備員が定期的に巡回パトロールをしているが不審なことはなかった」と話した。 今回の事件が靖国神社を狙って計画されたテロであることが確認されれば、日本社会に相当な波紋を起こすものと見られる。 日本の市民たちはソーシャルメディアを通じて今回の事件と13日のパリ テロとの関連性を憂慮する意見を上げている。

東京/キル・ユンヒョン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/718687.html 韓国語原文入力:2015-11-23 19:24
訳J.S(998字)

関連記事