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光州ユニバーシアード、“体操の妖精”ソン・ヨンジェが優勝

登録:2015-07-12 23:18 修正:2015-07-13 07:09
ソン・ヨンジェが12日、光州女子大体育館で開かれた光州夏ユニバーシアード新体操個人総合リボン演技で力強く跳ね上がっている=光州/キム・ポンギュ記者//ハンギョレ新聞社

 演技が終わった瞬間、優勝を確信したように表情は明るかった。

 ソン・ヨンジェ(21)が12日、光州女子大ユニバーシアード体育館で開かれた2015年光州ユニバーシアード新体操個人総合で、2日目にリボン(18.050点)とこん棒(18.350点)で無欠点演技をして金メダルに輝いた。 前日行われたボール(18.150点)とフープ(18.000点)の点数を合算した4種目合計で1位だった。 ソン・ヨンジェは特に最後に行われたこん棒演技で今シーズンの自身の最高点数を得て、ライバルのガンナ・リザディノワ を破り喜びが倍加した。

 個人総合世界4位で今大会で最高ランキングを誇るソン・ヨンジェは、リボンとこん棒で水が流れるようにやわらかく、同時に果敢で躍動的な動きで密度の高い演技を見せた。 強力なライバルのウクライナのガンナ・リザディノワが、この日こん棒(18.150点)とリボン(17.950点)でぴたりと迫ったものの追い越すことはできなかった。 個人総合優勝はボール、フープ、こん棒、リボンの四種目合算点数で決まる。

 ソン・ヨンジェは前日の勢いを維持し、終始安定した演技を見せた。 前日の個人総合初日にはボールとフープで獲得した18点台の高得点で37人中1位(36.150点)で2日目の演技をスタートした。 新体操は4種目の演技をしなければならないので、途方もない体力と集中力、からだのバランスが必須だ。 細かい動作が多いので、ややもすると失敗する危険も高い。ソン・ヨンジェはボール演技に弱点があるが、初日の競技で完ぺきな演技を行い調子に乗り、フープでは序盤に若干滑りはしたが動揺することなく演技を終えた。 この日のリボン演技でも切れの良い演技で観衆の拍手を浴び、こん棒では欠点がなかった。ソン・ヨンジェとともに出場したイ・ダエはこの日のこん棒では失敗がなかったが、リボン演技の時にリボンがからだに引っかかり4種目合算63.075点で大会を終えた。

 今大会には個人総合世界1位のマルガリータ・マムーン(ロシア)と3位のヤナ・ クドリャフツェワ(ロシア)が中東呼吸器症候群(MERS)の感染を憂慮して参加しなかった。 そのためソン・ヨンジェのライバルはウクライナとベラルーシの選手だった。 リザディノワはソン・ヨンジェが今シーズンの国際大会で一度も勝てなかった選手だ。リザディノワは2013年のキエフ世界選手権で個人総合銀メダルを占めており、当時ソン・ヨンジェは個人総合5位を記録した。 昨年トルコのイズミールで開かれた世界選手権でも、リザディノワはソン・ヨンジェ(4位)より上の3位を占めた。 リザディノワは今回のユニバーシアード大会では初日ボール(17.700点)とフープ(17.950点)でソン・ヨンジェより低い点数で遅れをとった。

 ソン・ヨンジェは13日からはリボン、フープ、ボール、こん棒の四種目の個人戦に出場する。

光州/ユン・ヒョンジュン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/sports/sports_general/699870.html 韓国語原文入力:2015-07-12 20:05
訳J.S(1523字)

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