トルコで失踪したキム君(18)が、現在スンニ派極端主義武装勢力であるイスラム国(IS)に加担し訓練を受けていると国家情報院が明らかにしたと、シン・ギョンミン新政治民主連合議員が24日伝えた。
シン議員はこの日午後、国会情報委員会全体会議後に記者らとの懇談で、国家情報院がこのように報告したと話した。 シン議員は「キム君と関連して報道された内容はほとんど事実で、国家情報院により全て確認されている」と付け加えた。
キム君は先月10日、トルコで現地人男性とタクシーに乗りシリア難民村付近に移動した後、行方がわからなくなっていた。 キム君の失踪事件を捜査している警察は、キム君がISに加入するためにシリアへの密入国を試みた可能性が高いと暫定結論を下していた。
キム君はトルコ出国の前日、自身のフェイスブックに「韓国と家族から離れたい。単に新しい生活を送りたい」という文を残した。 また、警察がキム君のフェイスブックのアカウントを確認した結果、三回にわたりISへの合流希望意思を明らかにしていたことが明らかになった。
韓国外交部も先月20日、トルコ警察が確保したホテル周辺の防犯カメラ(CCTV)記録などを根拠に「キム君が10日午前8時頃、リュックサック一つを持ってホテルを出て、向い側にあるモスクの前で数分間落ち着かない様子でいたが、8時25分に男性1人と会った」と確認した。 この男性は手まねきでキム君を呼び、二人は8時30分頃、黒のカーニバル車両に乗ってキリス東から約25分程度(18キロ)離れたベシリエ村のシリア難民村周辺で降りた。難民村はシリア国境から5キロ程離れていて国境検問所もない所だ。
韓国語原文入力:2015/02/24 18:19