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韓国雇用労働部が女性求職者にセクハラ容認の面接模範答案を指南

登録:2014-11-14 21:16 修正:2014-11-15 08:17

韓国雇用労働部のホームページに上がった女性求職者のための面接要領
「コーヒーを頼まれたら『心を込めて淹れる』と答えなさい」
女性団体「これが性差別に対する監督機関?」…雇用部「経緯を把握中」

面接試験に応募したある受験生が、疲れた様子で顔を覆っている。 キム・テヒョン記者//ハンギョレ新聞社

問:コーヒーやコピーのような小さな手伝いを頼まれたらどうしますか?
答:一杯のコーヒーも心を込めて淹れます。

問:セクハラについてどう思いますか?
答:性に対する軽い話程度なら気を遣いません、冗談としてうまく答える余裕も必要だと思います。

 雇用労働部と韓国雇用情報院が運営している採用情報ホームページ「ワークネット」に載せられた女性求職者のための面接模範答案だ。 14日、ワークネットにある面接要領の項目「女性就職志願者関連質問および模範返答」を見ると、「結婚はいつ頃する予定か」という質問には「『今は結婚の計画はありません』と答えるのが良い」となっている。 さらに「きちんと業務できるようになる頃には退社する人が多いので、結婚予定者や長いつきあいの恋人がいる人の採用を敬遠する」と説明した後「具体的な計画はない。 仕事に集中したい」と答えるよう薦めている。

「子供が生まれたらどうするか」という質問には「会社内に育児制度などがない場合、結婚後の退社を前提としている会社もあるので慎重に答えなさい」となっている。 続けて「女性として乳児教育に対する責任があると考えられるが、会社で認められ“人材”として評価されれば仕事を続けることができる」という返答を模範返答として提示した。 女性の経歴断絶問題が社会的イシューに浮上しているのに、育児・保育を全て女性の責任と見る態度だ。

 また、セクハラに関する質問には「最近は関連裁判も多く、過度に鋭敏な女性社員に困っている会社もある。 度量を広げて独自の見解を言いなさい」となっている。 セクハラに関する問題提起を“過度に鋭敏な女性”が会社を困らせる行為として片付けたわけだ。 職場内性差別解消のために努力しなければならない政府機関が、性差別やセクハラをよくあることとか、たいしたことではないと考える認識が伺える。

 韓国女性団体連合などはこの日声明を出して「女性求職者だけに結婚の計画や育児問題を質問することは、明白な性差別であり、それを規制すべき雇用労働部自身が性差別を認めている。女性を副次的業務を遂行する補助労働者や妊娠・出産前まで仕事をする臨時労働者と見るもの」と批判した。

 声明が出た後、この日午後3時頃に問題の内容はホームページから消えた。雇用労働部関係者は『ハンギョレ』に「問題があると判断されたので削除した。正確な掲載経緯を把握した後、雇用情報院の職員を対象に対する性教育などを検討する」と明らかにした。

パク・テウ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/664531.html 韓国語原文入力:2014/11/14 20:27
訳J.S(1406字)

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