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韓国国民の89%「国会は役割を果たしていない」

登録:2014-11-07 19:29 修正:2014-11-08 06:47
国会議事堂 キム・ギョンホ記者//ハンギョレ新聞社

「国会は本来の役割を果していない」という世論が90%に達するという調査結果が出た。 与党と第1野党に対する否定的評価も高まった。

 ギャラップは4日から6日まで全国の成人男女1011人(信頼水準95%、標本誤差±3.1%)を対象に電話調査した結果、国会の役割遂行評価項目に回答者の89%が「よくやっていない」と答えたと7日明らかにした。

 ギャラップは昨年5~8月にも国会の役割遂行に対する調査を実施したが、「よくやっていない」という回答は6月が65%で最も低く、8月が80%で最も高かった。 最近15か月間に実施した今回の調査で最高値を記録した。

「国会はよくやっていない」と答えた人々は、その理由(自由応答)として「争うばかり・疎通しない」(20%)、「自分の利益・既得権・特権維持」(14%)、「法案が処理されない」(10%)、「党利・派閥政治」(9%)、「庶民福祉政策が不十分・民生軽視」(7%)などを挙げた。

「国会はよくやっている」という回答は6%にとどまったが、その理由として先月31日になされた「セウォル号特別法妥結」(11%)を挙げる意見が多く注目を引く。いわゆる「セウォル号3法」を巡って与野党が長期間対立を続けたことが国会に対する否定的認識を高め、これらの法に関する交渉妥結が肯定評価の主因になりもしたと分析される。

 チョン・ジヨン ギャラップ理事は、国会の役割遂行に対する否定的認識が89%まで上がったことに対して「最近では国会でもみ合いが減りはしたが、国民の目には相変らず与野党が自分の党のために争ってばかりいるという評価をしていると見える」と話した。

 セヌリ党が与党としての役割をよく果しているかを尋ねる質問に、回答者の61%は「よく果たしていない」と答え、ギャラップが政党の役割遂行調査を始めた昨年6月の43%より否定的評価が大幅に増えた。 新政治民主連合が野党としての役割を間違えているという評価は80%で、昨年6月の61%より増加した。

 今回の調査でセヌリ党と新政治民主連合の政党支持度は、それぞれ45%と20%と現れた。 朴槿恵大統領の職務遂行支持度は46%と出てきた。

ファン・ジュンボム記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/663470.html 韓国語原文入力:2014/11/07 16:58
訳J.S(1134字)

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