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「二人目の子供が欲しいけど、夫は今日も夜勤」

登録:2014-10-17 09:36 修正:2014-10-17 10:03
勤する社員で照明が消えないビル。キム・ミョンジン記者//ハンギョレ新聞社

 京畿道金浦(キンポ)新都市に住むアン・ホンヨンさん(37・仮名)は昨年、結婚6年目にしてやっと初めての子に恵まれた。これ以上遅くなる前に二番目を産みたいけど、夜11時過ぎて帰宅する夫と夫婦関係を持つのは容易ではない。排卵日を考えても一か月に1、2回の関係では到底望めない。

『ハンギョレ』が金浦新都市に住む主婦が利用するポータルサイトカフェで30~40台専業主婦59人を対象にアンケート調査をしたところ、半分近くが「夫の顔を見るのは滅多にない」という反応を示した。平均1.6人の子供を持つ彼女たちの平均年齢は36.5歳。まだ子供を産める人が大多数だが、夫婦関係の回数を尋ねた質問に答えた55人のうち25人は「一か月に一度」程度の夫婦関係しかない“セックスレス”に近かった。

 夜勤と長時間労働は共稼ぎをしない専業主婦の出産にも影響を及ぼす。質問に応じた彼女たちの夫は平均して朝7時3分に玄関のドアを出た後、夜9時12分になって家に戻る。夫が家にいる時間は一日平均10時間にもならない。1週間に夫が“定時退勤”する回数は平均1.5回に過ぎなかった。

 睡眠時間を除けば家族全員がいる時間は1日1~2時間だけだった。「私たちの社会では家族の対話が不足している」と、まるで家族が対話の努力をしていないような批判をするのは、遅い退勤で家にいる時間自体が不足している実状をまったく反映していない。実際の夫が子供と共にする時間は一日平均45.4分に過ぎなかった。妻と夫の対話時間はそれより少ない39分だ。

 さらに、ソウル地域の伝貰(チョンセ/家賃の代わりに契約金を払う賃貸制度)費用急騰で郊外の新都市に移り住んだ若い夫婦は、通勤時間まで長くなって二重苦を強いられている。金浦新都市で生活する主婦ソン・ユナさん(33・仮名)は「ソウルの光化門(クァンファムン)まで広域バスで通勤する夫が座って通勤できるように、わざわざバスが出発する場所で家を探した。夫は楽だと言うけど、おかげでバス通勤は往復3時間」という。

 回答者のうち16人(27.1%)は夫の平均帰宅時間が夜11時以後だと答えた。深夜12時を過ぎて家に戻ると答えた人は9人(15.3%)もいた。アンケートに参加した主婦が希望する帰宅時間は夕方6時51分で、実際の平均帰宅時間(夜9時12分)より2時間21分も遅い。

 “定時退勤”する夫と一緒にしたいことに関してかなりの人が「一緒に夕食をしたい」と答えた。「皿洗いをする間に子供たちに本を読んで欲しい」、「子供たちが寝るのを見守って欲しい」など、養育の分担に関する要求も多かった。

 夫の長時間労働で育児と暮らしを受け持つ専業主婦の人生に対する満足度は概して低かった。家族の“生活の質”を評価して欲しいという質問に、回答者は100点満点で平均59.6点を与えた。落第点だ。

チン・ミョンソン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2014.10.16 21:05 

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/660125.html Y.B(1218字)

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