ソウル型シエスタ、一か月に112人が参加
午後の勤務時間で公務員が許可を得て昼寝できるソウル市の“昼寝制度”を利用した職員が6週間で112人に集計されたと、ソウル市が24日明らかにした。約 1か月の間にソウル市庁職員の1.1%が公式に昼寝をしたわけだ。
昼寝制度は午後1時から6時の間に、休息が必要な職員が部署長の許可を得れば30分から1時間程度休んで、その時間だけ勤務を延長する制度で、先月1日から始まった。 地中海国家で昼食後に昼寝をする“シエスタ”をベンチマーキングした独特の制度をソウル市が始めると明らかにして耳目を集めていた。
ソウル市による集計の結果、先月1日から今月10日までにこの制度を利用した112人の中には、前日夜勤および徹夜勤務者が59人いて、半分以上を占めた。 風邪など体調が良くない職員21人と、早朝出勤者6人、妊婦2人なども昼に休息した。 性別では男性が69人、女性が41人だった。
ソウル市は「健康管理と疲労解消が必要な職員がこの制度を集中的に利用した」と説明した。 ある職員は「結膜炎症状のために薬の処方を受けたが、薬を服用すると眠気が襲ってきて、業務に集中することが困難だった。 1時間休んだ後には業務効率性を高めることができた」と話した。
だが、この制度を利用した職員が市庁職員9888人の1.1%に過ぎなかったという点で、この制度は“一時の話題”に終わる可能性があるという指摘も出ている。