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チョン・ソングン文化体育観光部長官候補者が10日午前、国会教育文化体育観光委員会で開かれた人事聴聞会で、議員の質問を聞きながら深いため息を吐いている。 キム・ギョンホ記者 jijae＠hani.co.kr

　チョン・ソングン文化体育観光部長官候補者が16日候補者職を辞退した。

　チョン候補者側はこの日、文化体育観光部の出入り記者にEメールの‘立場文’で「私は本日文化体育観光部長官候補者職を辞退する」と明らかにした。 彼は「全てを説明申し上げられない部分があるが、黙って退くことが道理だと考える」と明らかにした。

　彼は「この間公職候補者として国民の皆様に希望を差し上げられず、ご迷惑をおかけしました」として「許しを乞います」と述べた。朴槿恵(パク・クネ)大統領は前日キム・ミョンス社会副総理 兼 教育部長官候補者指名については指名を撤回したが、チョン候補者とチョン・ジョンソプ安全行政部長官候補者については国会に人事聴聞会経過報告書の送付を再要請し、チョン候補者らの任命を強行するものと展望されていた。

　朴大統領によるチョン候補者らの人事聴聞会経過報告書送付再要請に対して、保守言論もチョン候補者が聴聞会で偽証するなど不適切だと批判した。 特に彼が政府の報道官も兼ねる文化体育観光部の長官候補だと言う点で、資質だけでなく道徳性においても不適という指摘が多かった。

　チョン候補者の辞退は、与党のセヌリ党内でも反対世論が強いうえに、野党側が準備している彼に対する追加暴露とも関連があるという噂が流れている。

　パク・ヨンソン新政治連合院内代表はこの日「国会教育文化体育観光委員会に寄せられた種々の情報提供がある」として「教育文化委員たちが‘口にすることさえためらう内容’」と明らかにした。 パク院内代表は16日ラジオ‘ハン・スジンのSBS展望台’とのインタビューでこのように話し、朴槿恵大統領がチョン・ソングン候補者に対する任命を強行すれば「今日国会で教育文化委員らとこの件について意見を交わすことを考えている」と話した。 パク院内代表は「おそらく教育文化委員は一歩も退かないと私は見ている」と強調した。

　パク院内代表は「チョン・ソングン候補者の場合、まだ明らかになっていない部分があると承知している」として「教育文化委員が追加的な情報提供に対する公開可否を決めるだろう」と明らかにした。

　これと関連して野党のある議員側では、昨日チョン候補者と関連した追加暴露記者会見を準備しようとしたが、中断したとも伝えられた。