三星(サムスン)ソウル病院「心臓機能と脳波は非常に安定的」
会長空白と関係なく明日、社長団会議 予定通り
急性心筋梗塞で心臓血管拡張(ステント)施術を受けたイ・ゴンヒ(72)三星グループ会長が無意識状態で3日間にわたり治療を受けている。
三星ソウル病院は13日「低体温治療の結果、心臓機能と脳波は非常に安定的」としながら「状態が安定期に入ったので医療スタッフは急がずに、安全で完ぺきな意識回復のために当分鎮静治療を継続する予定」と明らかにした。 鎮静治療は鎮静剤を投与して睡眠状態を維持したまま実施する治療を意味する。 病院側は「鎮静治療には鎮静剤を並行投与するので、意識回復に時間がかかる」と付け加えた。
去る10日夜11時頃、心筋梗塞を起こして心肺蘇生術を受け、翌日未明にステント施術を受けたイ会長は、この日まで体温を33℃程度に低く維持する低体温治療を受けた。 前日まで三星グループ側は13日午前にはイ会長が意識を回復すると予想したが、医療スタッフが鎮静治療に入り意識の回復時点が遅れることになった。 三星グループ側は「イ会長が高齢で持病もある点などを考慮して、一般的なケースよりゆっくり、さらに完ぺきに意識を回復させる方法を選んだ」と説明した。
三星グループはイ会長の空白とは関係なく、毎週水曜日ごとに開かれる社長団会議を14日予定通り開くことにした。 三星グループ未来戦略室関係者は「イ会長の不在にともなう別途会議や特別な日程はない」として「チェ・ジソン未来戦略室長とイ・ジェヨン副会長らは出退勤の前後に病院に立ち寄り、イ会長の状態を確認して正常に業務を行っている」と伝えた。
ユ・シンジェ記者 ohora@hani.co.kr