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サイバー司令部 インターネット文、ヨン・チェウク司令官の時‘最高14倍’急増

登録:2014-01-21 22:08 修正:2014-01-22 06:59

 総選挙・大統領選挙が行われた2012年、ヨン・チェウク大統領府国防秘書官が国軍サイバー司令官として在職した2012年にサイバー司令部心理戦団の選挙関連インターネット文が他の年より4~14倍多かったことが確認された。

 <ハンギョレ>が21日チョン・ヘチョル民主党議員室を通じて入手したイ・テハ前サイバー司令部心理戦団長の起訴状を分析してみると、イ前団長が2010年1月から2013年10月15日まで心理戦団要員らと共に作成した選挙介入インターネット文は計3050件だった。 ところでこの内66%に当たる2020件が、国会議員総選挙(4月)と大統領選挙(12月)が行われた2012年に集中していたことが分かった。反面、2010年には144件、2011年には359件、2013年には527件で、それぞれ2012年の14分の1、6分の1、4分の1に過ぎなかった。

 2012年心理戦団が作成してアップロードした2020件は、隊員のツイッターとブログ文がそれぞれ1878件、101件であり、イ前団長が直接アップロードした文も41件に達する。 2012年1月から10月までサイバー司令官として毎日状況対応有無と方向を決心(指示)し、作戦現況について毎日報告を受けたのはヨン・チェウク大統領府国防秘書官だった。 彼の後任として2012年11月から現在まではオク・トギョン司令官が同じ役割を受け持っている。

 特に心理戦団長と隊員は、大統領選挙の直前である2012年10月から選挙当日まではわずか50日間に計483件の選挙関連インターネット文を載せたが、これは2010年と2011年にそれぞれあげた選挙関連文以上に多く、2013年一年間にあげた文の総件数に肉迫する。 心理戦団長と隊員は総選挙が行われた4月一ヶ月間だけで計205件の選挙関連文を載せた。

 イ前団長の犯罪一覧表に出てきた選挙関連文の大部分は、民主党と統合進歩党など野党を直接非難したり従北、済州(チェジュ)海軍基地、西海(ソヘ)北方境界線(NLL)等、主なイシューと関連して野党圏を非難する内容だった。 また、大統領選挙直前の12月に国家情報院要員の大統領選挙関連インターネット文活動が確認された後には、この要員を擁護する文を載せもした。 更に続いて、朴槿恵(パク・クネ)政府がスタートした2013年2月には結局落馬したキム・ビョングァン国防部長官候補者を露骨に支持・擁護する文を数十件上げた。

 キム・ミンソク国防部スポークスマンは、定例ブリーフィングで 「サイバー司令官がインターネットと社会関係網サービス(SNS)等について報告を受けて対応方案を決心したという起訴状の事実は事実だ。 だがここで言う対応とは、サイバー作戦にともなう一般的な方向に関することだ。大統領選挙介入という意味とは見られない」と主張した。

 ある国防部関係者は「現在、国防部調査本部でビッグデータ業者の協力を得て、心理戦団隊員の文を分析している。 起訴状に登場するインターネット文の件数は今までに確認されたもので、証拠隠滅のために組織的に削除された文は含まれていないと見られる」と話した。

ハ・オヨン記者 haha@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/620773.html 韓国語原文入力:2014/01/21 20:39
訳J.S(1478字)

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