本文に移動

「元気ではありません」 オフラインに出てきた青年たちの叫び

登録:2013-12-15 10:24 修正:2014-09-05 19:31
鉄道労組キム・ミョンファン委員長が自筆で書いて、14日高麗(コリョ)大に貼りだした '学生の皆さん ありがとうございます' 大字報

 鉄道民営化論難、密陽(ミリャン)送電塔問題、国家機関による不法大統領選挙介入などの社会問題に‘無関心をやめよう’というある大学生の大字報に呼応する青年たち200人余りが集まって行動に立ち上がった。

 ‘皆さん、お元気ですか’大字報を書いた高麗(コリョ)大経営学科チュ・ヒョンウ(27)氏と大字報の内容に賛同する青年30人余りは14日午後3時頃、ソウル城北区(ソンブクク)の高麗大政経大後門で密陽の住民 故ユ・ハンスク氏追慕文化祭、鉄道民営化反対汎国民大会などに参加する日程を盛り込んだ‘ソウル駅遠征’行事を行った。 降りしきる雪が舞う厳しい寒さの中でも行事開始の1時間前から学生たちが三々五々集まり、付近を通る学生たちまで合流しながらあっという間に参加者が200人余りに増えた。

 行事では司会者が "お元気ですか" と尋ねれば、 "元気じゃありません" と答えるスローガンで始まった。 ‘この狂った世の中で、どこにいても幸せでなくては’という歌詞のインディバンド‘ブロッコリーお前もか’の‘卒業’も一緒に歌った。 追慕文化祭に参加する前、午後3時から一時間ほど行われた‘なぜここにきたのかを告白する糾弾大会’で、学生たちは多様な社会懸案に声を上げた。

 ある国民大在学生は舞台に上がって 「率直に言って一週間前には私が好きな野球チームが優勝したし、私は結婚もして‘元気です’で答えていました。 ただ元気だとばかり思って、静かに自分のすべきことだけして暮らしてきた。 ところが、他の人々と話して見たら‘私は統合進歩党には同意しないが’このように前置きをしてから話す習慣ができていました。 その時、私がこのような前置きをしなければ話がきない社会だと感じた」と話した。

 聖公会(ソンゴンフェ)大学生ヤン・ソンア氏は 「高麗大の大字報を見て、私たちの学校に応答大字報を書いた。 私は両性愛者でトランスジェンダーだ。 性少数者も皆さんと同じ市民だ。 鉄道民営化になれば私も困る」と話した。 また別の学生は舞台に上がって「去る月曜日、政経大の後門に貼り出された大字報を見て、私も元気でないのでここに集まった。 今、密陽では超高圧送電塔をたてる問題でおじいさん1人が服毒自殺された。 警察がソウル焼香所を完全に片付けてしまった。 ホットパックと飲み物を密陽の住民たちに届けたい」と話した。

 チュ・ヒョンウ氏とともに行事を主催した高麗大哲学科カン・テギョン(25)氏は「鉄道労組の職位解除後、鬱憤と不当さを感じたし、これを大字報に書いた。 大字報だけでは駄目で行動で示す時に意味があると考えて行事を用意した。 今日の行事に参加するとフェイスブックで答えた人だけで380人」と話した。

 彼らは糾弾大会を終えた後、ソウル広場に移動して故ユ・ハンスク氏追慕文化祭に参加した。 引き続きソウル駅に移動して鉄道民営化反対汎国民大会に合流した後に解散した。

 一方、キム・ミョンファン鉄道労組委員長が「皆さんお元気ですか」大字報で始まった‘大字報リレー’に参加した。 キム委員長は "学生の皆さん、ありがとうございます" という題名の大字報を自筆で書いて14日午前、ソウル安岩洞(アナムドン)の高麗大に貼り出した。 キム委員長は大字報で "皆さんとこのように対話できて本当にうれしいです。 元気でない世の中に少しでも警鐘を鳴らせるならば、喜んでその道を行きます" と書いた。

キム・ヒョシル、イ・ジェウク、キム・ミヒャン記者 trans@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/615361.html 韓国語原文入力:2013/12/14 19:03
訳J.S(1701字)

関連記事