‘国家情報院の大統領選挙世論操作および政治介入疑惑事件’捜査チームをリードしてきたが最近、電撃的に交替させられたユン・ソギョル(53・驪州支庁長)前ソウル中央地検特別捜査チーム長が21日、国政監査場で 「(チョ・ヨンゴン ソウル中央)地検長が(国家情報院事件関連報告書を見て)激怒しながら‘野党を助けるつもりか’と話した」と明らかにした。 ユン前チーム長はまた 「国家情報院捜査ができないほどの外圧を感じた」と話した。
ユン前チーム長はこの日、ソウル高等検察庁で開かれた国会法司委の国政監査に同席してこのように話した。 彼は国家情報院職員に対する令状請求事実を事前に報告しなかったために職務から排除されたのか否かという質問に対して「検事長(チョ地検長)の自宅に訪ねて行き、確認されたツイッターアカウントなどを報告書に書き、迅速な逮捕令状が必要だと指摘し、今後の捜査方向まで書いて報告した」として「検事長に4回にわたり口頭で報告した。 法的にも検察内部規定上も瑕疵はない」と述べた。
ユン前チーム長はまた、チョ地検長が激怒した状況について 「(検事長の)自宅で食事して茶を飲みながら報告書を出したところ、‘野党を助けるつもりか。 野党がこれを政治的にどれほど利用するか。 本当にやるなら俺が辞表を出してからやれ。 我々の純粋性がどれほど疑いを受けるか’と言った」として「検事長と共にこの事件を引張って行くのは難しいと考えた」と打ち明けた。
ユン前チーム長は続けて「17日に国家情報院職員を逮捕し調査している途中で‘職員をはやく釈放させろ’、‘押収物を返せ’という指示が降って来た」として「このような外圧がかかって来るのを見て捜査しても起訴できないと考えた」と話した。
チョ・ヨンゴン地検長はこれに対して 「ユン前チーム長と私的対話をしただけで正式報告がなかった」として「深く検討してみようと言った後、時間が遅くなり他の対話を少しして送り帰した」と話した。
キム・イルウ記者 cooly@hani.co.kr