天安(チョナン)艦沈没疑惑を扱ったドキュメンタリー映画<天安艦プロジェクト>に対して、劇場チェーン‘メガボックス’が上映中断を決め論難をかもした中で、この映画の有料お茶の間ダウンロードサービスまでが突然遮断され映画界が反発している。
<天安艦プロジェクト>製作会社であるアウラピクチャーズは11日 「去る2日からオンライン オンデマンド ビデオ(VOD)CJ Tving と IPTVサービスであるKTオルレが事前協議もせずに一方的に<天安艦プロジェクト>上映サービスを中断した」として「観客の抗議と製作会社の要請にもかかわらず、上映が再開されていない」と明らかにした。
先月5日に封切りした<天安艦プロジェクト>は上映二日目にメガボックスが‘保守団体の脅迫’を理由に上映を中断し、独立・芸術専用劇場を中心に上映館を維持して一週間後に有料お茶の間劇場でダウンロードサービスを始めた経緯がある。
製作会社側は去る2日、保守団体である大韓民国父母連合と保守国民連合、南侵トンネルを訪ねる人々、拉北者家族会などがソウル光化門(クァンファムン)のKT本社前で<天安艦プロジェクト>IPTVサービスに抗議するデモを行うなど圧力を加えたことが上映中断に直接的な影響を及ぼしたと見ている。
アウラピクチャーズは 「劇場でもないIPTVとVODダウンロードサービスが上映中止されたことは非常に異例的なことであり、改めて大韓民国の表現の自由が俎上に上がり波紋が予告されている」と憂慮した。
製作会社側は<天安(チョナン)艦プロジェクト>が正常な手続きと契約を通じてテレビ劇場サービスを始めただけケイティとシジェイ側に上映再開など正常化を要請している。
製作会社側は市民団体や公共機関など団体観客の要請がある所を訪問し<天安艦プロジェクト>を上映する‘共同体上映’方式で劇場外で40回以上観客らと出会う一方、ソウル アートナイン、インディスペース、KUシネマテク、KUシネマトラップ、仁川(インチョン)映画空間 チュアン、江陵(カンヌン)シニョン劇場、大邱東城アートホール、釜山アートシアター CNCなど芸術映画館での長期上映を続けている。
ホン・ソクチェ記者 forchis@hani.co.kr