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‘イ・ソクキ逮捕同意案’賛成258,反対14‘可決’

登録:2013-09-04 20:15 修正:2013-09-04 23:54
4日午後、イ・ソクキ統合進歩党議員に対する逮捕同意案表決のための本会議が開かれたソウル汝矣島(ヨイド)の国会本会議場でイ・ソクキ議員本人と同じ党の議員が投票している。 /ニューシス

 内乱陰謀などの疑いで事前拘束令状が請求されたイ・ソクキ統合進歩党議員に対する逮捕同意案が国会本会議で4日通過した。 289人の国会議員が投票し、開票結果は賛成258票、反対14票、棄権11票、無効6票であった。 投票は電子式ではなく手記式無記名秘密投票で行われた。

 このような結果に対してイ・ソクキ議員は 「韓国社会が維新時代に回帰したと見る」と心境を明らかにした。 彼は「韓国は民主共和国ではなく国家情報院共和国になった。 結局、朴槿恵(パク・クネ)王国へ行く始まりであることを私は憂慮する。 国民と党員を信じ、民主主義のために戦い抜く」と付け加えた。

 これに先立って逮捕同意案が上程された直後、イ・ソクキ議員は身上発言を通じて「わずか数ヶ月経てば無罪判決が下されるだろう」とし、内乱陰謀疑惑を全面否認した。 イ議員は「カトリックの切頭山(チョルドゥサン)聖地について言った私の言葉が、国家情報院の録音記録では決戦聖地に化けた。 ‘銃を求めに通うな’、‘刃物を持ち歩くな’という要請の話が、銃器指示に歪曲された。 これが国家情報院が自分に覆いかぶせた内乱陰謀の実体的真実」と主張した。 彼は 「国家情報院は私に対してまる3日間にわたり押収捜索を行ったが、内乱陰謀の証拠は一片も探せなかった。 国家情報院と保守言論が中世的魔女狩りを行っている」と付け加えた。

 イ議員はまた「歴代独裁政権がねつ造した内乱陰謀事件は一件の例外もなく再審で無罪判決を受けた。 私に対する疑惑もわずか数ヶ月で無罪判決が下されるだろう。 しばし私を閉じ込めることはできるが、自主と平和の道を進む私たちの民族の足取りを立ち止らせることはできない」とし「私に対する逮捕同意案は単に私個人に対する迫害では決してない。 この国の政党政治と議会民主主義に対する逮捕同意案だ」とトーンを高めて身上発言を終えた。

 これに先立ち民主党はこの日午前に議員総会を開き、イ議員逮捕同意案に賛成することを党論として定めた。

 イ・オンジュ民主党院内スポークスマンはこの日国会で記者会見を行い「逮捕同意案に対して賛成することを党論として決めた」と明らかにした。 イ スポークスマンは「今日の議員総会で、この問題は与野党関係なく国民の目の高さで断固として処理することが妥当だということに意見が集約された」と党論決定の背景を説明した。 イ スポークスマンは「より徹底した検証が必要だとか、国家情報院の意図が憂慮されるので迅速な処理に対して多少否定的な意見を提示する議員も一部いた」と付け加えた。

 正義党も賛成表決党論を定めた。 イ・ジョンミ正義党スポークスマンは国会で記者会見を行って「代表団-議員団連席会議の議論を通じてイ・ソクキ議員逮捕同意案処理に賛成することを決めた」と明らかにした。 イ スポークスマンは賛成理由について「イ・ソクキ議員と統合進歩党の釈明は国民をより一層混乱に陥れた。 憲法と民主主義、そして国民の常識から深刻に逸脱した構想と議論をしたことに対し、自ら政治的責任を負わなければならない」と説明した。

オンラインニュースチーム

https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/602114.html 韓国語原文入力:2013/09/04 18:20
訳J.S(1569字)

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