洛東江(ナクトンガン)中下流付近が故郷なので川に関連した便りには常に注意しているが、今夏は緑藻がひどいというニュースばかりが聞こえてきた。 4大河川工事以後、急速な緑藻拡散の原因について、堰が設置されて川の流速が遅くなったためという指摘と、少ない降水量と格別な暑さのためという主張が対立した。 空から大地の美しさと価値を発見する写真作業をしてきた人間として‘緑藻江’の実状を確認し読者に見せるためモーターパラグライダーに乗っての撮影に出た。
洛東江(ナクトンガン)は8月7日には密陽市(ミリャンシ)、守山(スサン)大橋から昌寧郡(チャンニョングン)南旨(ナムジ)まで、9日には牛浦沼(ウポヌプ)と隣接した昌寧郡遊漁面(ユオミョン)から陜川(ハプチョン)堰まで撮影した。 栄山江は16日羅州(ナジュ)栄山大橋から竹山堰まで、錦江は16日、扶余から百済(ペクチェ)堰区間を、17日には舒川郡(ソチョングン)錦江河口堰から新城里(シンソンリ)葦畑までを撮影した。
川は汚れていて色が濃厚だった。 特に洛東江(ナクトンガン)は青黒い川の水に黄緑色の染料を撒いたかのように、すべてが緑藻に覆われていた。 栄山江(ヨンサンガン)は全体的な緑藻のせいで、緑藻帯を発見するのが容易でなかったが、支流と出会う所では川の水よりさらに濃厚な緑藻が発見され、ここもやはり緑藻が深刻なことを確認できた。 錦江河口では激しい風で、川面の波のために一瞬大丈夫かと思われたが上流に上って確認してみるとここもまた他の川と同じような状況だった。
全般的に川の流速が速い堰の真下周辺には緑藻がよく見られず、川の流れが遅かったり停滞した川の両側と支流と出会う所で緑藻が激しいことを確認できた。 特に水の流れが本流のために詰まって溜まったような支流では、周辺の草と水の色を区分できないほど緑一色だった。 写真・文/シン・ビョンムン写真家