警察、攻撃されても…現代自動車側暴力には目を瞑るのか
‘現代自動車希望のバス’と衝突した現代自動車警備職員が‘不法行為中断’を要求する警察にまで攻撃していたことが明らかになった。 希望のバスの暴力デモだけを浮き彫りにする中で、警察と検察は希望のバス デモ隊に対してのみ厳正捜査方針を明らかにした。
22日警察・希望のバス・現代自動車関係者らの話を総合すれば、現代自動車職員と外注ガードマンらは20日、希望のバス デモ隊と衝突する過程で現代自動車側の消火器・消火栓使用を制止する警察官に消火器を投げ付けていたことが確認された。 この光景を目撃したある警察官は「希望のバス デモ隊の現代自動車工場占拠を防ぐために警察が出動したが、警備が警察に向けて消火器を投げ威嚇した」と話した。
現代自動車側外注ガードマンはデモ隊が現代自動車工場の鉄条網の一部を押し倒すや消火栓と消火器でデモ隊を攻撃した。 デモ隊が竹竿などで攻撃したとしても、外注ガードマンらが火災鎮圧用に使わなければならない消火栓・消火器を攻撃用に使うことは現行法違反だ。 現行警備業法は、外注ガードマンの‘力の行使’と‘警笛・短棒・噴射機など安全行政部令で定められた装備以外の使用’を禁止している。 一部警備はさらに鎌と携帯用刃物まで持っていたし石も投げた。 キム・ナムグン弁護士(参与連帯執行委員長)は「現代車警備職員は不法装備を使って警備業法に違反し、正当防衛以上の行為で人を攻撃した場合、暴力行為等処罰に関する法律違反に該当する」と話した。 これに対して現代自動車側は「現代車職員が消火器を持ったのは防御行為であった。 現代自動車工場は会社が直接雇用した警備職員らと外注警備業者であるGNFM職員が共に受け持っている。 当時警備は直接雇用職員だけが務めた」と釈明した。
警察は現代自動車側に暴力行為をしないよう事前警告したことも確認された。 警察関係者は「労働者が工場を占拠すれば警察が検挙するので、絶対に現代自動車側からは乗り出すなと要求したが、現代車はこれを断った」と伝えた。
警察庁は希望のバス デモ隊と現代車警備の間の暴力行為が起きたのに、希望のバス デモ隊だけについて厳正捜査すると明らかにした。 イ・ソンハン警察庁長官はこの日「一部デモ隊が竹棒を振り回し社内進入を試み、警察官に暴行した。 蔚山地方警察庁と蔚山中部署等で合同捜査本部を構成し、不法行為者を全員検挙する」と話した。
最高検察庁公安部はこの日、警察庁・労働部などが参加した中で‘現代自動車不法暴力デモ関連機関対策会議’を開き、「竹棒・鉄パイプ使用と投石など過激暴力行為者は必ず追跡検挙し、不法暴力デモの背後勢力を徹底的に捜査し厳正対応する」と明らかにした。 ‘第4次希望のバス’に対しては、集会禁止を積極的に検討する方針だ。 ホ・ジェヒョン、キム・ウォンチョル記者 catalunia＠hani.co.kr
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"緻密に企画された暴力" …全経連・経済人総連、世論戦に乗り出す
現代自動車非正規職の正規職化を要求する‘第3次希望のバス’参加者らと現代自動車関係者らの間に激烈な衝突が起きた次の日、財界は一斉に批判の声を上げた。 財界は暴力を未然に防止しなかった警察にも強い遺憾を表した。
韓国経営者総協会(経総)は22日‘現代自動車希望のバス暴力行為に対する経営界の立場’という題名の声明で「今回の現代自動車蔚山工場事態は事前に緻密な準備下に企画された暴力行為」と主張した。 デモに使われた数百ヶの竹竿と鉄パイプ、塀を押し倒すのに使われたロープなどを事前に準備し、デモが始まるやいなや直ちに使ったということだ。 全経連もこの日論評して「(かかる)暴力行為は自由民主主義および法治主義に対する挑戦であり、許されざる行為」と批判した。
財界は警察の不十分な対応も批判した。 経総が 「警察はこの日の集会で暴力を振り回した主導者7人を捕まえ立件した後に解放するなど公権力の権威を失墜させた」と批判したことが代表的だ。 財界が昨年の韓進重工業と双龍(サンヨン)自動車事態の時、世論戦で押されたと判断して、政府に事態の初期から強硬対応を注文しているわけだ。 イ・ジョンエ記者 hongbyul＠hani.co.kr
訳J.S(2100字)