日本 東京 新宿の韓流通りで今年に入って数週間隔で続いている右翼団体の反韓デモがますます暴力化している。 日本警察は16日午後、右翼団体デモに抗議した市民に対し暴行した疑いで‘在日韓国人の特権を許さない市民の会’(在特会)代表 桜井誠(本名 高田誠・41)を現行犯で逮捕した。 右翼団体会員たちと彼らの活動に抗議するデモに参加した人々の間に物理的衝突が各所で発生し、両側から4人ずつ計8人が警察に逮捕(連行)されたと日本言論が17日報道した。
日本の右翼団体会員らは16日午後3時から200人余りが参加して‘韓流通り’と呼ばれる新大久保一帯で一時間ほど街頭デモを行った。 彼らの嫌韓デモを批判して抗議する人権団体会員など350人程度も歩道で対抗デモを行った。 <毎日新聞>は「街頭デモが始まる前の午後2時頃、桜井が集会場所に移動している間に新宿駅付近で会った抗議デモ参加者 清義明(46)の首筋を掴んで唾を吐いた疑いで逮捕された」と報道した。 清も桜井のメガネを叩き落とした疑いで逮捕された。
その後、右翼団体の街頭デモが進行される間、ビニール傘で相手の頭を打ったり、顔を殴った疑いなどで両側のデモ参加者3人ずつ計6人がさらに逮捕された。 <毎日新聞>は "各所でいざこざが起こり、顔から血を流したり路上に座り込む人の姿も見えた」と伝えた。
この間、右翼デモ隊とこれに抗議する人々の間で荒っぽい舌戦が交わされてきたが、物理的衝突が各所で起きたのはこの日が初めてだ。 先月19日に同じ場所で開かれた嫌韓デモの時、抗議デモ隊に暴力を行使した疑いで40代の右翼団体会員が逮捕されたことを契機に、右翼団体が激しい反応を見せているものと解釈される。 桜井在特会会長は去る1日、品川区で開かれた右翼団体の結合大会で「抗議デモ隊が我々を刺激し、わが方の参加者が警察に逮捕される事態が起きた。 我々とてじっとしていることはできない」とし、暴力も辞さない意向を明らかにした経緯がある。
右翼団体の荒っぽい動きが抗議デモ隊の持続的な活動にいらいらしてのものなのか、韓流通りのイメージをさらに引きずり降ろそうとする計算から出た行動なのかは明らかでない。 在特会会員たちは17日午前11時、新宿警察署前で桜井を逮捕したことは不当だとし抗議デモを行った。
東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr