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金正恩、最前方 相次ぎ視察…国防部 "対南心理戦"

登録:2013-03-12 21:15 修正:2013-03-13 07:21
緊張の中で延坪島(ヨンピョンド)海兵隊将兵が12日午前、仁川(インチョン)甕津郡(オンジングン)延坪島で警戒勤務に当たっている。 延坪島/パク・ジョンシク記者 anaki@hani.co.kr

 北韓が金正恩労働党第1秘書の西海岸前方部隊視察の事実を再度公開するなど緊張高揚に乗り出した。 しかし北韓の実際の挑発兆候はまだ見られないと国防部が明らかにした。

 <朝鮮中央通信>は12日、金正恩第1秘書が西海(ソヘ)ペクリョン島から11kmしか離れていない最前方の月乃島(ウォルネド)防御隊と第641軍部隊傘下の長距離砲兵九分隊を相次ぎ視察したと報道した。 通信は「最高司令官同志は‘命令が下されれば敵を全て火のルツボに掃き捨てよ’と話した」と伝えた。 北韓は '停戦協定白紙化' を宣言した北韓最高司令部スポークスマン声明発表の二日後である7日にも金第1秘書が延坪島近隣のム島防御隊とチャンジェ島防御隊を視察したと報道した。 金第1秘書が過去に南北交戦が発生した現場を視察し、部隊員を督励する姿を通じて戦争危機感を高調させようとする意図と伺える。

 北韓の祖国平和統一委員会(祖平統)もスポークスマン声明で「朝鮮半島(韓半島)情勢は今や容赦なく戦争爆発の道を疾走することになった」として 「この視角からもたらされるすべての破局的結果の責任は全面的に挑発者である米国と傀儡輩党が負うことになるだろう」と威嚇した。

 しかし相次ぐ威嚇的発言とは異なり、実際の北韓の挑発兆候は捉えられていないと国防部が明らかにした。 キム・ミンソク スポークスマンはこの日定例ブリーフィングで北韓の好戦的な修辞を「対南心理戦術と把握している」として、大きな意味を付与しなかった。 キム スポークスマンは「北韓はこのような一連の政治・軍事的な活動により対内的に住民の結束を強化し、対外的にはキーリゾルブとトクスリ(鷲)訓練、および国連対北韓制裁を口実にした対南・対米威嚇を通じて対北韓政策の転換を圧迫しようとしていると評価されている」として「わが国の国民が動揺しないよう願う」と話した。

 チョ・テヨン外交部スポークスマンは定例ブリーフィングで、北韓の停戦協定廃棄宣言と関連して 「停戦協定関連規定に照らしてみる時、また、一般国際法上の原理に照らしてみても、停戦協定の一方的廃棄または終了は許されない」として 「北韓が韓半島および地域の安定と平和を脅かす発言を撤回することを要求する」と話した。

パク・ビョンス先任記者 suh@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/577760.html 韓国語原文入力:2013/03/12 20:21
訳J.S(1229字)

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