サンヨン(双龍)自動車解雇労働者が20日「国政調査」と「解雇者復職」を要求して会社前の送電鉄塔上で無期限籠城に入った。 京畿道(キョンギド)平沢の木材労働者も長時間の劣悪な労働条件の改善を要求して煙突に上がるなど、現代自動車非正規職に続き全国で労働者の高空籠城が相次いでいる。
金属労組サンヨン(双龍)車支部ハン・サンギュン(51)前支部長とムン・ギジュ(52)整備支会長、ポク・キソン(36)非正規支会首席副支会長の3人の解雇労働者は、明け方4時頃、平沢市七槐洞(チルゲドン)のサンヨン車平沢工場から300m余り離れた送電塔に上がって籠城に入った。
彼らは“国会が聴聞会でサンヨン自動車の法定管理と整理解雇が誤りだったという点を認めたにも拘らず、セヌリ党の反対で会計操作と不法整理解雇に対する国政調査がなされずにいるのは国民を欺瞞する行為”と主張して、国政調査と解雇者復職、殺人的鎮圧の責任者処罰などを要求した。彼らは15万4000Vの電流が流れる高さ41mの送電塔の中間地点で安全ベルトを締め幅2m、長さ1.3mの木合板の上で座り込んでいる。
ハン前支部長は“キム・ジョンウ サンヨン車支部長が大漢門前で41日間のハンストの末に病院に搬送されたが、政府は黙殺無返答で会社は解雇労働者に対する弾圧を続けている。 私たちにはこれ以外に選択の余地がなかった”と話した。
これに先立ち平沢市ポスン邑の(株)光源木材でも、明け方3時頃この会社のイ・スンボム労組支会長など2人が「長時間労働搾取中断」、「3班2交代実施、労使合意せよ」という横断幕を掲げて工場内に設置された高さ50mの煙突で高空籠城に入った。 彼らは一日12時間ずつの2班2交代の勤務時間を3班2交代に変えるなどの労働条件改善を巡って会社側と協議してきたが最近交渉決裂し座り込みを行なった。
ホン・ジョンイン金属労組柳成企業牙山(アサン)支会長も京畿道(キョンギド)牙山(アサン)工場正門前の陸橋上で座り込みを始めてから一ヶ月になる。 ホン支会長は“会社の不当労働行為と創造コンサルティングを通しての労組破壊作業が暴露された以上、関連者の処罰などがなされなければならない”と主張している。
平沢/ホン・ヨンドク記者 ydhong@hani.co.kr