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日本心臓部で揺れ動いた「若い韓流」

原文入力:2011/10/02 20:20 | 原文修正:2011/10/02 22:23(1504字)
チョン・ナムグ記者

東京六本木で日韓お祭り
K-POP競演 約60人参加
ダンス曲チームが受賞荒らし
客席埋めた2千人余り歓呼
コンサート場足の踏み場もなく
約数百人「つま先立ち」観覧も

←1日午後、日本東京六本木の野外舞台で開かれた「日韓交流お祭り」行事で日本若者たちが韓国ダンス音楽に合わせて踊っている。
   
今月1日午後「日韓交流お祭り」イベントが開かれた日本東京六本木ヒルスアリーナ広場周辺に、赤いダンサー服を着た日本人の若者たちが三々五々と集まり、軽く体をほぐしていた。イベントプログラムの中の1つの「K-POPカバーダンス」に出演する彼らだった。

「K-POPが好きで一緒になりました。1年半前から週末に5人が集まって一緒に練習してきました」。

ウイング(Wing)という芸名で自身を紹介したある女性は、二十歳前後のチームメンバーと共に、東方神起の歌に合わせて踊るつもりだと言った。ダンサーを夢見て2009年の第1回K-POPコンテストで一位になり、11月に正式に歌手としてデビューする宮川京子が、60人余りのダンサーを導いた。公演が始まると、すぐに客席を満席に埋めた約2000人の歓声が広場を揺さぶった。

六本木は若者たちの通りであるが、韓国関連の文化行事に、公演者と観客として日本の若者が大挙参加したのは、この日が初めてだ。ダンス公演に続く「K-POPコンテスト」本戦大会は、韓流が日本の若者たちの間にいかに深く広まっているかを示した。6地域大会372チームから選抜された21チームは、演歌から最新ダンス曲まで色々なジャンルにまたがったが、半分以上がJEWELRY、AFTERSCHOOL、2NE1などが歌った最新ダンス音楽を選択し、踊りながら歌った。観客はコンサートに来たかのように一緒に体を揺さぶり、サイリウムを振った。大会審査委員として3年連続参加した申景浩・秀林外語専門学校校長は、「参加者たちの韓国語発音が驚くほど上達した」として「韓国のダンス音楽が、日本の若者たちの間に深く入り込んでいることを、新たに確認することができた」と話した。

JEWELYの「Back it up」を歌って大賞を獲得した3人組女性チームは、11月末に慶南昌原で開かれる「韓国歌謡コンテスト世界大会」への出場権を獲得して喜びを隠せなかった。山田優希など女子高生5人は4MINUTEの「Hot Issue」を歌って人気賞を得たが、世界大会出場が挫折すると、すぐに大泣きした。

六本木の熱気は2日午後、韓国歌手が出演したK-POPコンサートで頂点に達した。主催側は、会場に入りきれないほどの多くの人が集まることを憂慮した警察の要請を受け入れ、先月30日に出演者の名簿を公開した。それでも抽選で配った客席入場券を得られない数百人が、客席周辺に集まり、つま先立ちで公演を観覧した。Girl's Day、Decemberなど出演者が舞台に上がり歌うごとに、六本木は割れるような歓声で埋められた。

交流お祭り実行委員会は、韓流スターたちの寄贈品を競売して収益金を寄付して、福島県など地震被害地の公演チームを大挙招請し、「共感」の行事を作るために多大な努力をした。日韓交流お祭りは、もう老若男女が皆一緒に参加する、日本における韓流の熱い現場となった。

東京/文・ 写真 チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr
原文:https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/498937.html 訳 M.S