原文入力:2011/09/09 18:03(1231字)
キム・ジフン記者
中国人服役者 イム氏など2人 "性器握りしめ暴行" 主張
自主調査‘疑惑なし’結論
論難起きるや一歩遅れて真相調査
大田刑務所である刑務官が外国人服役者などを相手に性醜行したという被害者らの証言が相次ぎ、矯正本部が真相調査を始めるなど論難がおきている。
現在、天安刑務所に収監されている中国人服役者イム・某(36)氏は7日、<ハンギョレ>と面会した席で、自身が大田刑務所に収監されていた去る5月14日、チョン・某刑務官に呼ばれ性醜行にあったと主張した。当時外国人舎棟担当だったチョン刑務官が‘通房’(隣室の服役者と窓から対話する行為)をするなど規定に違反したという理由で自身を刑務官事務室(警戒所)に呼び 「懲罰房に送ってやろうか?」と話し自身の性器を二回握りしめたということだ。
衝撃を受けたイム氏は国家人権委員会に陳情を出し、チョン刑務官が謝ると取り下げたが、その後 別の刑務官が1人部屋のイム氏の部屋に服役者を追加で受け入れるるなどの不利益を与えたと話した。イム氏は先月29日、天安刑務所へ移監された。
バングラデシュの服役者である○も2009年12月、点呼時間に声が小さいという理由でチョン刑務官にイム氏が加えられたのと同様な性醜行にあったと話した。それから一ヶ月後、チョン刑務官は舎棟点検時間に○氏と同じ房に収監されているPに「(○のように)お前もこのようになるか?」と言い、自身の手を握ったり開いたりしたという。腹が立ったBが「一度やってみろ」と応酬すると、チョン刑務官は別の服役者にPを捕まえさせておき拳で腹を殴打したと伝えられた。
こうしたことはいわゆる‘一心会’事件の主犯で大田刑務所外国人舎棟に収監されているチャン・ミンホ氏がイム氏の人権委陳情を助け、面会に来た人々に話をして外部に知らされることになった。チャン氏はそのためにささいな規則違反を理由に懲罰房に25日間にわたり収監される重懲戒を受け、強制的に理髪と髭そりをされたと主張した。
それにもかかわらず大田刑務所は去る6月から2ヶ月間、自主調査を行った後‘疑惑なし’と結論を出した。しかしチャン氏が外部の人を通じて法務部と人権委ホームページに真実糾明を要求する文を載せ、民主化実践家族運動協議会(民家協)が先月26日 刑務所前で抗議デモを行うなど波紋を呼ぶと大田地方矯正庁が矯正本部の指示を受けて去る1日から真相調査に入った。大田刑務所高位関係者は「矯正庁の調査が終った後、客観性確保のために検察に捜査を依頼するか否かを検討中」と話した。
キム・ジフン記者 watchdog@hani.co.kr
原文: 訳J.S