原文入力:2011/09/02 20:25(1705字)
パク・スジン記者
警察、午前10時 チュンドク三叉路を塞ぎ、クロムビ岩に至る全ての道路を遮断
6m望楼の上に登っている委員長 "私たちは国家安保を害する勢力ではない"
←警察が済州(チェジュ)海軍基地予定地で開かれる‘平和文化祭’開催を翌日に控えた2日午前5時頃、大規模警察兵力を西帰浦(ソギポ)江汀マウル(村)に電撃投入した。 写真 済州軍事基地阻止汎国民対策委提供
2日明け方5時。済州江汀マウルに400人余りの警察兵力が投入された。家で眠っていた村の住民たちが公権力投入現場に走って行った。しかし対応できなかった。こん棒・催涙液発射機・防弾服などで完全武装した警察が‘海軍基地事業地から退去せよ’と命令した。続いて村の住民たちがチュンドク三叉路に設置したコンテナを接収した。これまでに20人余りの村住民と活動家が連行された。
警察は午前10時現在、チュンドク三叉路にフェンスを張り、鉄条網で閉鎖しクロムビ岩に至る残りの道路も遮断した。
活動家および住民、宗教家は座込み場を中心に警察と持続的に対峙中であり、野5党および村の住民たちは鎖でからだを縛り公権力の投入に抵抗している。海軍基地工事現場正門前の平和祈祷所ではムン・ジョンヒョン神父らが警察兵力の撤収を要求する祈祷会を開いている。
コ・クォンイル海軍基地反対対策委員長は、チュンドク三叉路に設置された高さ6mの望楼上に上がり、鎖でからだを縛った。警察はその下にマットレスを準備している。
コ・クォンイル海軍基地反対対策委員長は「チュンドクの村を取り囲んだ警察力が撤収すれば降りて行く」と話した。コ委員長は「明日、全国から江汀マウル、クロムビ岩を守り海軍基地建設を阻むために人々が集まるのに、それを阻止するために警察がクロムビ岩へ至るすべての道路を遮断し封じ込めた」として「平和的行事の開催を約束した公権力の破廉恥な嘘を決して容認できない」と話した。
以下はコ委員長との一問一答
←コ・クォンイル海軍基地反対対策委員長は高さ6mの望楼に上がっている。写真 済州軍事基地阻止汎国民対策委提供
-公権力が投入され5時間程過ぎた午前10時だ。現在の状況はどうか?
=下には住民と活動家など200人余りがいるようだ。そして私たちを警察が取り囲んでいる。完全に包囲している。そして海軍側企業等がきてチュンドク三叉路からクロムビ岩へ至る道路にフェンスを張り鉄条網を打った。もはや私たちがクロムビ岩側に行く方法はない。あいつらが海を奪った。
-望楼にはいつ上がったか?
=明け方5時に上がった。私は今日、全員連行するかも知れないという気がした。最後の1人まで、最後まで現場で持ちこたえなければならないと思う。
-警察がソウルからきて、4・3事件以後初めての‘陸地警察兵力’だとして住民たちの反発が大きいようだ。
=現場で私たちと対峙し連行して行った警察力は陸地から来た警察だ。鎮圧装備が違う。完全防御武装をしており、それから催涙液発射機を背負ってきており、1.5mを越える長いこん棒を携帯していた。そういう装備は済州道警察は持っていない。
-今の心境は?
=とても悲しく、連行されていく人々を見つめていることがとても苦しい。望楼に上がり、警察が住民と活動家らを連行していく姿を見ると心がとても痛む。女性の四肢をつかんで行く姿も見た。
全国民が知ってもらいたい。私たちは彼らが言うような国家安保を害する勢力ではない。自然をその価値を守りながら使える暮らしを希望する人々だ。いくら互いに価値観が異なろうが国家を転覆させる勢力として罵倒し偏向的世論集めをして公権力、力だけですべての問題を解決しようとする政府を理解することはできない。
パク・スジン記者 jin21@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/494584.html 訳J.S