原文入力:2011/06/24 20:11(960字)
オ・ユンジュ記者
忠州で事故…全国埋却地‘非常’
梅雨が近づけば口蹄疫家畜埋却地から浸出水など汚染物質が流出するという憂慮が現実になり始めた。
24日午後5時まで一日で梅雨の雨が115㎜降った忠北、忠州市、仰城面、中田里のチョジョンマウル(村)の口蹄疫埋却地の貯留槽(20t)があふれ、牛・豚の死体から出た浸出水が村住民の飲料水源である地下水の管井上流渓谷に流れ込んだ。忠州市はこの日午前10時頃から重機などを動員し同じ容量の貯留槽を追加設置する作業に出たが、雨が降り続け汚染物質が渓谷に流れて行くことを防げなかった。
この村のイム・ブヨン里長は 「悪臭を放つ浸出水が渓谷に流入しても手が出せずにいる」として「浸出水が渓谷周辺の地下水管に流入すれば住民50人余りが飲む水がそっくり汚染されるだろう」と地団駄を踏んだ。
こちらは去る2月、農林水産食品部と環境部など政府合同点検班が全国で最も模範的な口蹄疫埋却地の一つに挙げた所だ。
忠州市は去る18日に埋却地の100m余り下方に浸出水など汚染物質を貯めておく臨時貯蔵タンク(2t) 2個を設置したのに続き、21日には貯留槽を設置したが、梅雨の雨被害を防げなかった。オ・ギョンソク清州忠北環境運動連合政策局長は「政府の安易な埋却地管理と自治団体ののろま措置が被害を大きくした」と批判した。忠州市畜産課ビョン・スンボク氏は「追加貯留槽などを設置し浸出水の河川流入を防ぐ計画」としつつ「雨がやめば埋却地を他所に移す方針」と話した。
キム・ジョンス(46・農学博士)市民環境研究所副所長は「チョジョンマウルのように埋却地から出た浸出水などの汚染物質が河川に流入すれば、2次汚染被害が広範囲に現れるだろう」とし「土壌汚染はもちろん地下水汚染につながり、飲み水の安全が大きく損なわれるだろう」と見通した。全国の口蹄疫埋却地は76ヶ市郡4799ヶ所であり、こちらには約350万頭余りの牛・豚が埋められている。 清州/オ・ユンジュ記者 sting@hani.co.kr
原文: 訳J.S