本文に移動

政府 "北、東倉里 ミサイル発射準備の兆候はない"

原文入力:2011-02-18午前08:33:32(1165字)

クォン・ヒョクチョル記者、クォン・テホ記者

北韓の第2ミサイル基地発射台が立てられたと推定される平安北道、東倉里地域を撮影したグーグル アース(Google Earth)の衛星写真。<ワシントンポスト>は16日、東京発で「北韓が中国と境界地域である西北(平安北道、東倉里)側に第2ミサイル基地の発射台工事を終えたと見られる」と報道した。

北韓が平安北道、鉄山郡、東倉里に第2ミサイル基地発射タワー工事を終えたと見られるという外信報道と関連し、政府当局者は17日「北韓がミサイル発射を準備する兆候は確認されていない」と明らかにした。
この当局者は「ミサイル基地は完成させたと見られるが、実際の発射兆候は別次元の問題」として「ミサイルを発射しようとすれば具体的な動きがなければならないが、現在はそのような気配はない」と話した。北韓が中・長距離ミサイルを発射するには1,2ヶ月前に研究人材や警備兵力が配置され、発射台装着と燃料注入などの準備作業をしなければならない。

先立って米国<ワシントン ポスト>と<米国の声放送>(VOA)は北韓が第2ミサイル基地の発射タワー工事を終えたと見られ、高さ30mのタワーのそばに大きな発射台が設置されている姿が捉えられたと報道した。韓・米両国は2009年以後、最近までこちらで4~5回にかけて長距離ミサイルのエンジン性能試験をしたと見られる煤煙痕跡を捕らえ監視をしてきたと知られた。

北韓は1998年、2006年、2009年の3度にかけて咸鏡北道、舞水端里発射基地でテポドン長距離ロケット(ミサイル)発射実験をした経緯があり、2002年頃から中国と近い東倉里で第2ミサイル基地工事を進めてきた。2008年6・11月当時、イ・サンヒ国防部長官は国会答弁を通じ 「東倉里基地工事が80%ほど進んでいるようだ」として「舞水端里基地よりやや規模が大きいミサイルや衛星発射体を撃てる基地だと判断する」と明らかにした。政府当局は、ミサイル発射の兆候はないが東倉里基地発射タワー工事が終えられたと判断していると伝えられた。

エルロン タウショー米国国務部非拡散担当次官はこの日 ワシントンで開かれた‘第3回核抑止サミット’行事での基調演説を通じ 「北韓の核とミサイル開発は米国に直接的な威嚇を与えている」とし「これに対応するための適切な措置を取っていくだろう」と話した。

クォン・ヒョクチョル記者、ワシントン/クォン・テホ特派員 nura@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/463991.html 訳J.S