原文入力:2011-01-21午前08:46:50(863字)
"安全問題で事業中断 決定"
キム・ヨンファン記者
←仁川月米銀河レール
国内初の都心観光用モノレールとして関心を集めた仁川月米銀河レール(写真)が開通を控えて安全性問題で撤去されるものと見られる。
仁川交通公社パク・キュホン社長は20日、仁川市庁で記者会見を行い「安全問題で月米銀河レール事業を中断することに内部方針を定めた」と明らかにした。853億ウォンを投資し建設した月米銀河レールは2009年7月、仁川都市フェスティバル開場に合わせ開通する計画だったが、施工が設計と異なる形でなされ、開通が1年間 延ばされた。続けて昨年4月、試験運行中に追突事故が発生し、8月にも車両支持台の案内輪と車両下部がつぶれる事故が起き開通が無期限延期された。
パク社長は「国内外専門家たちが月米銀河レールを点検した結果、安全運行が難しい状態だと見ている」とし 「調査結果を3月中に発表する」と話した。彼は 「市民検証委員会を構成し来る6~7月中に最終点検を行い、安全性を確保できず開通不可が確定すれば施工者を相手に工事代金全額と機会損失費用などを請求する訴訟を提起するだろう」と付け加えた。
月米銀河レールは京仁線、仁川駅~月尾島文化の通り~月尾公園~仁川駅を循環する6.1km区間に路面から6~17mの高さに立てられた軌道に沿って無人自動運転車両を運行する方式で建設された。
一方、仁川交通公社と月米銀河レール施工者である韓信工営は各々お互いに対し工期遅延にともなう賠償と追加工事費などを要求する仲裁申請を大韓商事仲裁院に提起し、韓信工営は42億9800万ウォンを、仁川交通公社は4億300万ウォンを相手方に支払えとの決定が下された。
キム・ヨンファン記者 ywkim@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/459870.html 訳J.S