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泰光グループ 数千億台 秘密資金 疑惑

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/443691.html

原文入力:2010-10-14午前08:58:15(1285字)
検察、本社・系列会社 押収捜索し資料確保
イ・ホジン会長 相続・贈与税 脱税疑惑 調査

カン・ヒチョル記者

泰光グループ イ・ホジン(48・写真)会長が、借名株式などを利用し数千億ウォン台の秘密資金を作り、相続税などを脱税したという疑惑が提起され、検察がこの会社の本社を押収捜索するなど本格捜査に入った。ソウル西部地検刑事5部(部長 イ・ウォンゴン)は13日、イ会長が横領・背任、相続・贈与税脱税などをしたという疑惑を確認する資料を確保するため、ソウル、中区、獎忠洞にある泰光グループ本社社屋を押収捜索した。また、検察はイ会長の秘密資金造成過程で核心役割をしたとされる釜山所在の高麗相互貯蓄銀行とソウル、光化門の興国生命保険事務室などに対しても同時に押収捜索を行った。

検察はこの日 午前9時頃、泰光グループ本社社屋に捜査官10人余りを送り、3階財務チーム事務室と5階のイ会長の執務室などで午後5時頃まで押収捜索を継続した後、この過程で確保した会計帳簿と各種資料が入れられたコンピュータ ハードディスクなどの分析に入った。

検察はイ会長が祖先から泰光産業の株式を譲り受けるなどの相続過程でこれを泰光産業の自社株形態で買い入れ数千億ウォンの簿外資金(秘密資金)を作ったという疑惑の解明に捜査力を集中していると知られた。イ会長が去る1996年に亡くなった祖先(イ・イムリョン会長)が残した泰光産業借名株式の内の一部を現金化し最大数千億ウォンの秘密資金を作った疑惑があると見られている。

また、検察はイ会長が現在の価格で1500億ウォン台に達する泰光産業株式を依然として借名で所有しているという疑惑も持っていると伝えられた。検察はこの過程で、イ会長が相当な金額の相続税と贈与税を脱税したと見て脱税有無も調査している。

検察はこれと共に非上場子会社の持分を米国に留学中の一人息子イ・ヒョンジュン(16)君に安値で渡したり、系列会社間の内部者取り引きでイ会長と子息が100%持分を持つ会社に利益を集中させるなど便法贈与をしたという疑惑(<ハンギョレ> 12日付15面)も捜査していると知られた。イ会長は同族企業であるドンニム観光開発が江原道、春川に建設しているゴルフ場の会員券を系列会社らが市価よりはるかに高値で買い入れさせる方法で800億ウォンに近いゴルフ場建設資金を便法支援し系列会社らに損害を負わせた疑惑も買っている。

泰光グループは石油化学・繊維専門会社である泰光産業を母胎とする52系列会社を率いている財界40位(資産約4兆8000億ウォン・金融系列会社 除外)の企業集団だ。代表的な系列会社には大韓化繊、興国火災、興国生命、Tブロードなどがある。 イ・ジェソン、ファン・チュンファ記者 san@hani.co.kr

原文: 訳J.S