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南北 手を握り 編纂作業 6年目‘キョレマル(民族語)大辞典’座礁危機 直面

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/442173.html

原文入力:2010-10-05午前10:06:57(1353字)
政府、今年 予算半分だけ支援
2013年 執筆完了 計画 支障
統一部 "妥当性評価を経た"

チェ・ジェボン記者イ・ジェフン記者

分断後、激しくなった南北韓言語異質化を克服するため南北政府の合意で推進されてきた南北統合国語辞典‘キョレマル大辞典’編纂事業が座礁の危機に瀕した。

キョレマル大辞典南北共同編纂事業会理事長を受け持っているコ・ウン詩人は4日‘国民の皆様に差し上げる詩人コ・ウンの要請文’を発表し「キョレマル大辞典事業が、関係当局の予算支援拒否で失敗に終わる危機に処した」とし 「南北交流協力事業の中でも最もじっくりと成果を積み上げてきたキョレマル大辞典事業が持続できるよう関心と支援をしてくれること」を訴えた。

2004年10月、南北社会文化協力事業として承認を得たキョレマル大辞典編纂事業は、2005年から昨年まで1年に4回ずつ計20回の南北合同編纂会議を開き着実な成果をあげてきた。特に2007年4月には国会で‘キョレマル大辞典南北共同編纂事業会法’が制定され事業進行に弾みを得て、毎年30億ウォン程度の予算を政府から支援され事業を進行してきている。

しかし今年の場合、予算審議決定権限を持つ統一部南北交流協力推進協議会(交推協)で去る1月、全体予算30億ウォンの内、機関運営費16億5千万ウォンの支援だけを承認し執筆事業費2億9千万ウォンと新語彙事業費2億1千万ウォン、北側編纂事業補助費6億ウォンなど13億7千万ウォン余りの事業費に対する承認を先送りしている。

キョレマル大辞典南側編纂委員会側は「この事業に対して関係機関の否定的意見が続いたうえに、天安艦事態が発生するなどの事態まで重なり編纂事業費支援議論自体が中断された」とし「このために南北が各々1次執筆した原稿を交換できなくなっており、相手側原稿に対する検討と再検討など表題語共同執筆過程が中断され、研究用役者らは新しい仕事を探し去っている状態」と伝えた。

キョレマル大辞典事業は昨年末現在、全体の53%程度が進捗されており、2013年までには執筆を完了する計画だったが、今年 予算支援が中断されこの計画に支障が生じるものと見られる。

コ・ウン詩人は「ドイツは分断状況でも東西ドイツが力を合わせ<ゲーテ辞典>を作り、中国と台湾は<両岸辞典>を作り言語の道を開きながら統一の瞬間を待った」とし「キョレマル大辞典南北共同編纂事業に対し理念的で政治的な接近の代わりに学術的で民族史的な脈絡で接近してくれることを頼む」と話した。

これと関連して統一部当局者は「キョレマル大辞典事業支援決定に先立ち、関係部署協議と妥当性評価などを経た」として「今年は南北関係などを考慮し南北が共に行う事業関連予算は減らし、南側内部的に行う事業予算は編成する側に方針を決めた」と解明した。

チェ・ジェボン、イ・ジェフン記者 bong@hani.co.kr

原文: 訳J.S