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お客さん減少、材料費ハネ上がり…食堂あいつぎ廃業

記事入力 : 2008-11-17 午前 08:56:05

不況の冬…断崖絶壁の庶民
廃業した食堂 一ヶ月で2万ヶ所余り…“来年がさらに恐ろしい”
“仕事をしても損害…売りに出した店も売れない”
利便が良い江南駅でも売り物件30%以上増加

キム・ソンファン記者

←不況の余波でお客さんが急減し門を閉めることになったソウル,道峰区,倉洞 キム・ジンス氏の鴨肉食堂の、門前に16日午後 料金滞納のために電気供給が中断されるという案内文が貼られている。パク・ジョンシク記者anaki@hani.co.kr

「私たちの店を引き継いだ若い夫婦がメニューを変えて、また食堂をすると言うんですよ。今始めれば損することが明らかなので止めたほうがいいのに….」去る12日、ソウル高麗大の前で2年の間運営した食堂をたたんだ高・某(51)氏は、自身の店を引き継いだ彼らが心配でならないという表情だった。食べもの商売が不況の嵐に一番最初にさらされるということを、去る2年間誰より骨身に凍みるほど経験したためだ。

店を譲渡した高氏に残ったものは、去る3ヶ月間食堂運営費用に使ったカード借金800万ウォンだけだ。初めて食堂を始めた時は月収入が150万ウォン程度にはなったが、今年に入って材料価格があまりにも大きく上がったうえに最近ではお客さんまで減ってしまいむしろ借金だけ増えた。 「月間売り上げが300万ウォン近くなっても、毎月ガス・電気・水道で60万ウォン余りかかり、店の家賃60万ウォンをとったら材料費が出るかどうかですね。朝から夕方まで骨身を削って働いても損するだけなんだから。「マヨネーズ3.2㎏が2年前食堂を始める時は6400ウォンであったけど今は1万4千ウォンに上がり、食用油18リットルは1万7千ウォンだったのが3万3千ウォン、イカ炒めに使うイカ1パックが1万8千ウォンから3万3千ウォンにあがった。だが食事代は去る9月に500ウォンずつ上げただけ。兵役を終えて次の学期に復学する息子の大学授業料が心配という高氏は「これから何をして生きればいいか考えなければならないが、食堂はもうコリゴリ」と語った。

景気低迷の余波で食べる商売をたたむ自営業者らが大幅に増えている。不況と消費心理萎縮に最も敏感なのは飲食店だという社会的経験は今回も全く変わりない。41余万業者が加入している韓国飲食業中央会の統計によれば、去る9月一ヶ月間に全国で休業または廃業した飲食店は2万3812ヶ所であり、全体加入業者の5.72%に達し同じ期間に開業した飲食店数4827ヶ所に対し5倍も多かった。休.廃業した飲食店も去る7月(1万8091ヶ所)と8月(1万9387ヶ所)より各々31.6%,22.8%増え毎月増加傾向を見せている。かろうじて持ちこたえている飲食店事業主達も「来年はさらに厳しいだろう」という悲観的展望のせいで心はすでに真冬をすぎている。

飲食業分野で長年に経験を培った人々もお手上げだ。18年間にわたってソウル,道峰区,倉洞駅側で飲食店をしてきたキム・ジンス(49)氏は、最近2年ほど営業してきた鴨肉屋の門を閉めた。去る5月に起きた鳥インフルエンザの時、一度打撃を受け最近になって急激に外食のお客さんが減ったことが決定打になった。「台所に3人,ホール サービスに4人を置いて食堂をすれば、月々3千万~4千万ウォン程度売り上げが上がってようやく収支勘定を合わせられるのだがドアを開けておくのがむしろ損害、店をたたむしかないよ。」廃業した鴨肉屋はまだ引受け手を探すこともできなくて8千万ウォンの保証金も返してもらうことができず毎月300万ウォンずつの家賃が出て行くばかりだ。

今回の鴨肉屋廃業で、これまで金氏が変えた看板は豚足屋,刺身料理屋など6ヶに達する。二十五才に上京し出版業をした後、去る1991年倉洞駅前に開業したレストランは97年IMF救済金融事態前まで好調だった。商売がうまくいって豚足屋も出したが、当時救済金融余波で10年近く仕事をして高めておいた権利金さえも損をして処分した。その後、始めた刺身料理屋はビブリオ敗血症騒ぎで2年でたたんだし、肉バイキング・麦ご飯屋もやってみたがあまり芳しくなかった。金氏は「景気に敏感な食堂の仕事は熱心に働いてもお金をつぎ込むだけ」として虚しさを隠さない。それでも飲食業に未練を捨てられず金氏は最近、家を担保に1700万ウォンを用意してギョーザチェーン店事業に飛び込んだ。1千ウォンでギョーザ7ヶという低価格型事業が今回の不況期を切り開いて行くことができることを切実に望む金氏だが「悪くすれば食材騒ぎが起きて一瞬で駄目になるかもしれないという不安感をいつも抱いて暮らしている」と言う。

流動人口が多く比較的良い商圏でも店を売りに出そうとする人たちが列をつくっている。ソウル 江南駅近隣T不動産関係者は「去る5月以後売り物が平均30%以上増え、一日に店舗を売りに出す業者が5~6ヶの日もある」としながら「売り物が多くても契約しようとする人々は少ないし、店を売りに出した事業主側も営業に影響があるかと思って隠す場合が大部分」と伝えた。江南駅とノンヒョン駅の間で鉄板焼ステーキ屋を運営するユン・ソンジュン(36)氏は「最近数ヶ月で約15%程度売り上げが減り月間収入が200万~300万ウォン程度になるものの高い権利金を払って始めたので投資資金回収は見通しが立たない」と語った。彼は「今年はなんとかして持ちこたえられるかもしれないが来年はさらに恐ろしい」として「今後、会社員たちのリストラが本格化して腰のベルトをきつくしめ始めればどのように店を維持しけばよいのか先が見えない」と心配の表情だ。

新しい商圏として注目されているソウル,三清洞一帯も去年の夏までは店舗を借りるのはとても難しかったが、ここ数ヶ月で様子ががらっと変わった。この一帯を担当するある税務署員は「私が受け持っている120ヶ業者の中で18ヶが先月門を閉めたり潰れた」と伝えた。 キム・ソンファン記者hwany@hani.co.kr

原文:https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/322216.html
翻訳:J.S