本文に移動

日本軍「慰安婦」被害生存者わずか5人…「絶対に忘れてはならない」

世界日本軍「慰安婦」メモリアルデー「ナビ文化祭」
日本軍「慰安婦」被害者メモリアルデーの14日夜、ソウル鍾路区の在韓日本大使館そばの「平和の少女像」前で「ナビ文化祭」が行われ、参加者が「宣言」を読み上げている=キム・ジョンヒョ記者//ハンギョレ新聞社

 「平和の旋風、彼女たちの不屈の風と私たちの力強い風が出会う!」

 第14回世界日本軍「慰安婦」メモリアルデーの14日夜、ソウル鍾路区(チョンノグ)の平和路(ピョンファロ)で開催されたナビ文化祭のステージには、平和が旋風になることを願う被害者と市民の思いを込めたメッセージが掲げられた。にわか雨が降りしきる中、200人あまりの市民が左胸に黄色と紫の蝶々(ナビ)をかたどったリボンを付けて参加した。

 この日のナビ文化祭は、6年ぶりに完全な姿を取り戻した少女像のそばで開催された。極右団体に破壊されることが懸念されたため2020年から少女像を囲むかたちで設置されていたバリケードは、今年5月に撤去された。1人の市民によって供えられた黄色い花を膝に置いた少女像と写真を撮るため、市民が列を作った。

 メモリアルデーは、1991年8月14日に慰安婦被害者キム・ハクスン(金学順)さん(1997年死去)が初めて被害を証言したことを記憶するため制定された。2017年からは国の法定記念日にも指定されている。慰安婦被害生存者のイ・ヨンスさん(97)は映像メッセージで、「今日は他でもないメモリアルデー。本当に忘れてはならない」、「みなさん、お元気にお過ごしになって、(支援は)絶対に忘れない」と感謝の意を伝えた。被害者のパク・ピルグンさん(98)も「日本から補償もしてもらいたいし、謝罪もしてもらいたい。(ナビ文化祭に)たくさん来てくれてありがとう」とあいさつした。

日本軍「慰安婦」被害者メモリアルデーの14日夜、ソウル鍾路区の在韓日本大使館そばの「平和の少女像」前で「ナビ文化祭」が行われている。少女像に激しい雨が降り注いでいる=キム・ジョンヒョ記者//ハンギョレ新聞社

 日本政府の謝罪と賠償を求める闘争が36年続く中、被害生存者が高齢で亡くなり、「被害生存者なき未来を準備しなければならない」という懸念も高まっている。現在、生存している日本軍「慰安婦」被害者は5人。正義記憶連帯のハン・ギョンヒ理事長は「記憶する人がいる限り、歴史は消えない」として、「被害者たちの不屈の風(願い)と私たちの力強い風が出会い、戦争と暴力、差別と憎悪を追いやるより大きな平和の風になることを願っている」と語った。

 参加者は日本政府に対し、戦争犯罪を認め日本軍性奴隷制の被害者に謝罪し法的に賠償すること▽歴史を消し去ることをやめ再発防止のための教育に取り組むこと▽軍事大国化の中止を求めた。韓国政府に対しては、日本政府に責任を取るよう要求すること、被害者の名誉回復のために最善を尽くすことを求めた。

 何よりも参加者は、暴力と憎悪に立ち向かう連帯を誓った。参加者はメモリアルデー宣言で「戦争のない、暴力のない、憎悪のない世の中になるよう、さらに大きな声をあげ、世界の市民社会と固く連帯していく」と強調した。

チャン・ジョンウ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1273021.html韓国語原文入力:2026-08-14 21:09
訳D.K

関連記事