尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領が龍山(ヨンサン)の大統領室の執務室に超大型のベッドを設置し、外遊の度に大統領専用機にマットレスを積み込んでいた。このような証言が得られた。
大統領室の関係者は4日、「(李在明大統領の就任後に)大統領執務室に初めて入って見て回ったが、執務室の併設スペースに超大型ベッドがあった」として、「特殊製作したように非常に大きかった」と語った。
この関係者は「尹前大統領は外遊の度にこのマットレスを持ち歩いてもいたそうだ」として、「随行の職員が現地のホテルに先回りして、そこのマットレスを外して、持っていったマットレスをはめるのが、並大抵の苦労ではなかったという」と語った。
朴槿恵(パク・クネ)元大統領も外遊の際、ベッドのマットレスを新しいものに変えたり、浴室のシャワーの蛇口をソウルから持っていったものに変えたりしていたため批判を浴びているが、尹前大統領の時代にも同じことが起きていたのだ。
先月25日には、尹前大統領が大統領執務室とつながるスペースにヒノキのサウナ室を設置していたことが、ハンギョレの報道で確認されている。サウナ設置時に警護処が業者に現金取引を提案したことが明らかになったことで、与党からは工事代金がどこから出たのかについての捜査の必要性が提起されている。