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文化部 独立・芸術映画支援予算 全額削減

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/428551.html

原文入力:2010-07-02午前08:24:42(1298字)
来年 映画発展基金 運用案
‘チョ・ヒムン 外圧事態’にかこつけ
映振委 3大事業 完全になくす

キム・ジンチョル記者

文化体育観光部と映画振興委員会が来年度の独立・芸術映画製作支援予算(今年 52億ウォン余り)を全額削減する内容の‘2011年映画発展基金運用計画案’を用意したことが確認された。

形式的には例年どおり映振委との協議を通じて案が用意されたが、実際には文化部が最近、独立映画製作支援事業に不当な外圧を行使し物議をかもしたチョ・ヒムン映振委員長事態を口実に事業を主導し、完全に支援事業自体をなくしたと発表された。文化部は先月末、映画発展基金運用委を開き案を通過させた後、30日に企画財政部へ渡した。

‘芸術映画製作支援’には今年カンヌ国際映画祭脚本賞を受けたイ・チャンドン監督の<詩>に0点を与え論難を招いたマスター映画製作支援が含まれている。映画界は韓国映画の根を殺すことだとし強く批判している。

1日ハンギョレが単独入手した来年度運用案によれば、‘独立映画製作支援’(今年 7億ウォン),‘芸術映画製作支援’(32億5000万ウォン),‘企画開発力量強化’予算(12億6000万ウォン)が全て削除された。映画発展基金の全体予算は今年444億4400万ウォンから来年421億2900万ウォンに5.2%(23億1500万ウォン)減額された。これに伴い、独立・芸術映画支援が含まれた多様性事業部門予算は114億ウォンから50億3500万ウォンに55.8%(63億6500万ウォン)も減少し、産業支援事業部門予算(-36.8%),インフラ事業部門予算(+71.3%)に比べ大幅に減った。

支援予算が完全削減された3大製作支援事業は韓国映画の多様性確保のために進行していた映振委の核心事業だ。映画発展基金は映画観覧客が払う入場券賦課金(観覧料の3%)と国庫支援金から成っている。

先立って去る5月27日、シン・ジェミン次官はチョ委員長の辞退を要求しながら「今後、映振委の性格、組織構造、支援方式などに対する根本的改善策も検討するだろう」と話した経緯がある。直接支援の代わりにインフラ投資等を通じた間接支援に変えるという発言を実行に移したわけだ。しかし、チョ委員長は辞退要求を拒否しながらも今回の独立・芸術映画支援削減案に同意した。

ある映画界核心人物は「文化部は‘チョ・ヒムン事態’を口実に、映画界飼い慣らしをして、チョ・ヒムン委員長は席を守る代価として韓国映画を売り払った」と話した。

これに対してユ・ビョンハン文化部文化コンテンツ産業室長は 「(2011年度映画発展基金運用計画案は)まだ非公開で(独立・芸術映画製作支援の全額削減は)全く事実無根」と否認した。

キム・ジンチョル記者 nowhere@hani.co.kr

原文: 訳J.S