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革新系野党候補、与党候補に「内乱擁護者に出馬資格なし」…韓国大統領候補討論で一喝

登録:2025-05-19 00:35 修正:2025-05-19 08:47
第21代大統領選候補ら、初のテレビ討論 
キム・ムンス(国民の力、左から)、クォン・ヨングク(民主労働党)、イ・ジュンソク(改革新党)、イ・ジェミョン(共に民主党)の各候補が18日、第21代大統領選挙第1回候補者討論会の開始に先立ち、記念撮影をおこなっている=国会写真記者団//ハンギョレ新聞社

 大統領選に出馬している革新(進歩)系野党の「民主労働党」のクォン・ヨングク候補は、中央選挙管理委員会が主管で18日に開かれた初の大統領候補テレビ討論会で、与党「国民の力」のキム・ムンス候補に対し、「内乱首謀者の尹錫悦(ユン・ソクヨル)のせいで行われる選挙なのに、何の資格があって出てきたのか」「国民の皆さんが退場させてほしい」と述べて批判した。

 クォン候補はこの日の討論会で、キム候補に「尹錫悦が12・3内乱の首謀者であることを認めるか。(尹錫悦前大統領が)軍を動員した責任を認めるか。戒厳で経済に刃を突き立て、観光、消費、投資のすべての流れを断ち切ったことを認めるか」と問い詰めた。キム候補が答えなかったことから、クォン候補は「(キム候補は)尹錫悦政権の雇用労働部長官だったが、尹錫悦をかばって大統領選挙に出た。(尹前大統領に)離党しろとも言えず、頭を下げて尹錫悦に支持宣言されて嬉しいか」と責め立てた。

 キム候補は「言葉が過ぎる」と述べて不快感をあらわにした。さらに「尹前大統領の戒厳は誤りであり、私が(事前に)知っていたら当然止めたはず」だと述べつつも、「内乱かどうかは現在(刑事)裁判中であり、その部分については様々な判断(の余地が)多く残っている」と主張した。

 対してクォン候補は、「憲法裁判所は8対0で内乱だとはっきり述べた。非常戒厳は憲法違反だとはっきり述べた」として、「そのような態度をとり続けるつもりか」と声を強めた。そして「(キム候補は)基本的に民主憲政秩序を蹂躙(じゅうりん)した政権の雇用労働部長官であった人物であり、尹錫悦を擁護した人物」だとして、国民を前にして裁きを待ち、候補を辞すべきではないか」と述べた。さらにクォン候補は、「キム候補は内乱を擁護した人物であり、(大統領選に出馬する)資格がない」とし、「どうかお願いする。国民の皆さんが退場させてほしい」と述べた。

コ・ハンソル、コ・ギョンジュ、キム・ヘジョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/election/1198072.html韓国語原文入力:2025-05-18 20:42
訳D.K

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