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チョ・グク前野党代表、獄中から初の手紙「尹錫悦は怪物…終わるまで終わりではない」

登録:2024-12-24 07:41 修正:2024-12-24 08:05
実子の入試不正、大統領府監察もみ消しなどの疑いで起訴され、懲役2年の刑が確定した祖国革新党のチョ・グク前代表が16日午前、京畿道義王市のソウル拘置所前で、収監前に支持者たちに向かって拳を振り上げている=チョン・ヨンイル先任記者//ハンギョレ新聞社

 祖国革新党のチョ・グク前代表が「尹錫悦(ユン・ソクヨル)をはじめとする内乱・軍事反乱一党は憲法裁判所(の弾劾審判の)決定を遅延させ、捜査を歪曲しようとしている」として、「終わる時までは終わったわけではない」と主張した。

 チョ前代表は23日に祖国革新党のフェイスブックに公開された初めての自筆の獄中からの手紙で、「(憲法裁の決定の遅延などに)あらゆる法技術が動員されるだろう」として、上のように述べた。また「(内乱一党は)次の大統領選挙で政権を維持する計画を練っている」と批判した。「尊敬する国民のみなさまにお送りします」ではじまる便箋3枚からなるこの手紙は、今月19日に書かれたもので、チョ前代表が郵便で祖国革新党に送ってきたという。チョ前代表は実子の入試不正や大統領府監察もみ消しなどで懲役2年が確定し、今月16日に京畿道義王市(ウィワンシ)のソウル拘置所に収監された。

 チョ前代表は「12・3非常戒厳事態を契機として、国民は尹錫悦の生々しい素顔を見た」、「私たちは極右ユーチューバー水準の認識をもって国家権力を専制君主のように用いる人間を大統領として頂いていた」と述べた。そして「このような姿は突然現れたわけではない」として、「検察総長時代には検察権を誤用、乱用し、大統領になると大統領権限を誤用、乱用した。彼は自身の権力を維持、強化するためには常に権力を極端に使用する怪物」だと主張した。

 チョ前代表は「『生きている権力の捜査』、『公正と常識』、『憲法主義者』などはこの怪物がかぶっている仮面だった」として、「この怪物を称賛した政治家、知識人、ジャーナリストらは公開で反省すべきだ」とも述べた。

 一方、チョ前代表は「私は自身の不足と限界を省察する時間を過ごした後、自由を取り戻す日を新たに歩む。祖国革新党を作り、率いた際に成し遂げられなかった課題を実現するために、改めて身を投じるつもり」だと述べ、政治から手を引かない考えを表明した。

祖国革新党のチョ・グク前代表が獄中から送ってきた手紙=祖国革新党のフェイスブックより//ハンギョレ新聞社
コ・ハンソル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1174494.html韓国語原文入力:2024-12-23 15:20
訳D.K

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