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【速報】尹大統領が非常戒厳宣布…「従北反国家勢力排除、憲政秩序守る」

登録:2024-12-04 00:57 修正:2024-12-04 04:07
尹錫悦大統領が3日夜、緊急対国民談話を発表している。尹大統領は「憲政秩序のために非常戒厳を宣布する」と述べた=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は3日夜の緊急談話で、「自由憲政秩序を守るために非常戒厳を宣布する」と述べた。与党「国民の力」のハン・ドンフン代表は「大統領の非常戒厳宣布は過ちだ」とし、野党「共に民主党」のイ・ジェミョン代表は「国民は尹大統領の非常戒厳を許していない」として、両者とも「国民と共に阻む」と述べた。

 尹大統領はこの日午後10時25分ごろ、龍山(ヨンサン)の大統領室ブリーフィングルームで、野党による監査院長弾劾や予算案の単独処理などに言及しつつ、「いま大韓民国は直ちに崩壊してもおかしくないほどの風前のともしびの運命に直面している。北朝鮮共産勢力の脅威から自由大韓民国を守り、韓国国民の自由と幸福を略奪している破廉恥な従北反国家勢力を一挙に排除し、自由憲政秩序を守るために非常戒厳を宣布する」と宣言した。尹大統領が緊急談話を発表した直後、国防部は全軍主要指揮官会議を開催し、全軍に非常警戒および準備態勢の強化を指示したことを発表した。

 憲法77条1項は「大統領は戦時・事変またはこれに準ずる国家非常事態において、兵力をもって軍事上の必要に応じる、あるいは公共の安寧秩序を維持する必要がある時には、法律の定めに則り戒厳を宣布することができる」と規定している。これまでは、光州(クァンジュ)民主化運動を招いた1980年5月17日の非常戒厳が最後だった。

 尹大統領は、野党による監査院長・検事の弾劾訴追の推進や減額予算案の単独処理などに言及しつつ、「自由大韓民国の憲政秩序を踏みにじり、憲法と法に則って建てられた正当な国家機関をかく乱するもので、内乱を画策する明白な反国家行為」だと述べた。尹大統領は「国民の暮らしは眼中にもなく、弾劾と特検、野党代表の防衛ばかりで国政がまひ状態にある。いま韓国の国会は犯罪者集団の巣窟となっており、立法独裁によって国家の司法行政システムをまひさせ、自由民主主義体制の転覆を企てている」と述べ、野党を反国家勢力だと規定した。

 尹大統領は「私は、いままで人の道に外れた行いに明け暮れてきた亡国の元凶、反国家勢力を必ず排除する。これは体制転覆を狙う反国家勢力の蠢動(しゅんどう)から国民の自由と安全、そして国家の持続可能性を保障し、未来世代にきちんとした国を引き継ぐための不可避な措置」だとし、「できるだけ早い時間内に反国家勢力を排除し、国家を正常化する」と述べた。

 尹大統領は「戒厳宣布により、自由大韓民国の憲法の価値を信じてついてきて下さった善良な国民には多少不便があるだろうが、このような不便の最小化に注力する」とし、「このような措置は自由大韓民国の永続性のためにやむをえないものであり、大韓民国が国際社会において責任と寄与を尽くすという対外政策基調には何の変化もない」と強調した。続いて「国民の皆さまに切に訴える。私はひたすら国民の皆さまだけを信じて、身命をささげて自由大韓民国を守る。私を信じてください」と談話を締めくくった。

 ハン代表とイ代表はいずれも、尹大統領の非常戒厳の試みを阻止すると表明した。憲法は「戒厳を宣布した時は、大統領は遅滞なく国会に通告しなければならない。国会が在籍議員の過半数の賛成で戒厳の解除を要求した時は、大統領はこれを解除しなければならない」と規定している。

イ・スンジュン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1170577.html韓国語原文入力:2024-12-03 23:07
訳D.K

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