ソウル大学医学部が全国の医学部で初めて医学部生の集団休学を承認した中、2学期に受講登録をした医学部予科1年生が1人もいなかったことが分かった。
野党「祖国革新党」のカン・ギョンスク議員がソウル大学から提出を受けた資料を4日に確認したところ、今年2学期に同大学の医学部予科1学年では14科目が開設されたが、142人の在学生の中で受講登録をしたのは「0人」だった。
医学部予科2年生も、154人の在学生のうち受講登録をしたのは2科目、11人(「医学研究の実際」に2人、「自由テーマ探求」に9人)にとどまった。開設された16科目のうち14科目が誰も受講登録しなかったということだ。
今年2学期の授業料を納付した学生は、医学部予科1年生31人、2年生33人。授業料を支払ったにもかかわらず受講登録をしていない学生もかなりいるわけだ。
政府は、医学部生の「同盟休学」は休学理由にはなり得ないと強調してきたが、ソウル大医学部は先月30日、これに従わず、休学を承認することを決めた。承認された休学の規模は700人あまりだという。これに対し教育部は今月2日、監査人団を組織し、ソウル大学の監査を開始している。