原文入力: 2009-01-22午前01:51:42
キム・ジウン記者
‘龍山撤去民惨事’事件を捜査するソウル中央地検捜査本部(本部長チョン・ビョウンドゥ1次長)は22日、火災の原因は鎮圧過程で篭城者たちが投げた火炎瓶という結論を下し、連行者22人中5~6人に対して拘束令状を請求した。
検察は「(望楼内で)火がついた火炎瓶を見た」という警察特攻隊員の陳述などを土台に調査した結果、去る20日未明ソウル,龍山区,漢江路2街建物望楼で警察進入に抵抗した撤去民が投げた火炎瓶が火災の直接原因になったと判断した。検察は連行者たちが自身の火炎瓶投擲疑惑は否認しているが他の人々が発火時点に火炎瓶を投げたか持っていたと述べたことによってこのように結論を下したと説明した。検察は彼らに特殊公務妨害致死傷と火炎瓶処罰法違反疑惑を適用した。
こういう捜査結果は撤去民らが火災を起こしたと主張する警察側の主張と陳述を検察が認めたものだ。しかし警察の無理な鎮圧過程で特攻隊員らが搭乗したコンテナが望楼に接触したことが火災を起こした可能性や、当時水大砲のために望楼が完全に水にぬれて火炎瓶に火をつけるのは不可能だったという撤去民らの主張とは背馳する内容だ。
これと共に、警察鎮圧作戦の問題に対する正確な糾明がなされないまま撤去民らの処罰がなされるならば世論の反発も予想される。検察は警察と消防署側から現場写真と動画を取り寄せて分析したが発火場面を確認できなかった。検察はこの日連行者らの中で望楼で最も遅く脱出した4人などを前日に続き再び呼んでシンナー搬入経緯などを調査した。
検察はこれと共に全国撤去民連合(全撤連)の介入も集中的に調査している。検察は全撤連側が篭城に先立ち仁川で撤去民らに望楼設置法を教えたという陳述を確保して経緯把握に出た。
検察はこの日の現場指揮を引き受けた警察特攻隊1梯隊長シン・某警正など警察関係者6人と撤去用役業者関係者1人も召還調査した。
キム・ジウン記者mirae@hani.co.kr