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警察特攻隊, ‘社会紛糾 清掃夫’ 役割に ‘自己恥辱感’

原文入力: 2009-01-22午前10:17:20
‘対テロ作戦 後まわし’ 各種集会・デモ常連投入
警察内部 “行政機関がすべき仕事に割り込んで…”

←龍山4区域再開発地域 占拠篭城中の撤去民らが20日午前ソウル,漢江路3街,漢江大路沿いのビルディングから連行されている。 キム・ミョンジン記者littleprince@hani.co.kr

‘対テロ作戦’が主任務の警察特攻隊が社会葛藤事件の‘清掃夫’に転落したという指摘が警察内外で提起されている。
警察特攻隊は86アジア競技大会と88ソウルオリンピック誘致が確定し北朝鮮特殊部隊などによるテロに備えるという趣旨で1983年創設された。だが政府と警察首脳部はこういう趣旨とは異なり、各種労使紛糾や集会・デモなどに特攻隊を常連のように投じている。

去る20日未明、キム・ソクキ ソウル警察庁長官の承認でソウル,龍山区,漢江路2街の撤去民示威現場に投入された警察特攻隊は以前にも各種篭城現場に投入されたことがある。昨年10月21日昼、ソウル,九老区,加山デジタル団地内キリュン電子正門前鉄塔に労組員2人が上がり篭城したが、警察は警察特攻隊10人余りと戦闘警察400人余りを動員し鎮圧作戦を繰り広げた。戦闘警察らが鉄塔を取り囲んでキリュン電子管理職員・用役業者警備員らが周辺にマットレスを敷いた状態で警察特攻隊隊員らが鉄塔に上がり労組員らを引き下ろした。 ろうそくデモが最盛期だった昨年5月31日夜には集会参加者らがソウル,三清洞・孝子洞一帯で行進を行い、警察首脳部は大統領府近隣警護を理由に警察特攻隊を投じたりした。

2005年京畿,烏山市,水青洞の撤去民篭城現場にも‘龍山撤去民惨事’のようにコンテナ2台に別れて乗った警察特攻隊員10人余りが大型クレーンで撤去民らが篭城中の10m余りの望楼に接近し鎮圧作戦を行った。

警察は警察特攻隊の投入が「運用規則に基づいた適切なもの」と説明した。警察特攻隊運用規則第6条は‘人質,銃器,爆発物および施設不法占拠乱動など重要犯罪の予防および鎮圧’を任務として明示している。警察内部で運用する‘集会・デモ管理指針’にも「高難度作戦が要求される場合、特攻隊を動員することができる」とされている。

だが警察庁内部掲示板には「行政機関がしなければならないことに警察が割り込んだ」,「警察特攻隊はロボコップではない」などの批判文章が上がっている。パク・ネグン人権運動サランバン活動家も「労働者のストライキ現場などに警察特攻隊が投入されること自体が、労働者などの要求を制圧しなければならない‘作戦対象’として見る政権の認識を示している」と批判した。 キム・ソンファン記者hwany@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/334732.html

原文: 訳J.S