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台風14号、19日に日本上陸…西帰浦・釜山、「強風域」に

登録:2022-09-16 01:55 修正:2022-09-16 11:00
19日頃、九州北部上陸後、東海進出へ 
九州上陸時、西帰浦・釜山秒速15メートル以上の強風域に 
台風12号は15日未明、上海上陸、沿岸に沿って移動 
17日まで済州10~60ミリ、首都圏・忠清南道・江原道には雨
千里眼衛星2A号が15日午前8時20分に撮影した朝鮮半島周辺の映像=出所:国家気象衛星センター//ハンギョレ新聞社

 台風14号「ナンマドル」が19日頃、九州北部に上陸すると予想される。韓国は同日午前、済州道西帰浦(ソグィポ)と釜山(プサン)地域が強風域に入る見通しだ。

 韓国気象庁は15日、「台風14号『ナンマドル』が午前9時現在、沖縄から東南東に約1190キロメートル付近の海上で中心気圧980ヘクトパスカル、最大風速秒速29メートル、強風域の半径290キロメートルの勢力に発達し、時速15キロメートルで西北西に進んでいる」と発表した。

 台風14号は当初予想されていたたより東に傾いており、19日午前9時頃には対馬付近の九州北部に上陸するものと予想される。このときには中心気圧965ヘクトパスカル、中心付近最大風速37メートルの「強い」台風に発達するものとみられる。

 米国、日本、欧州の気象庁も台風14号が韓国気象庁の予測とほぼ同じ進路に進むと予想している。特に、欧州中期予報センター(ECMWS)モデルの場合、一時、台風14号が北上せず、南に旋回するという見通しを示したが、現在はほかの予測モデルと類似した進路をたどると予想している。

 しかし、各モデルの中の偏差が300キロメートルを超えており、モデル間の偏差も300キロメートルほどなので、台風14号が大韓海峡を通る可能性と九州中部に上陸する可能性も依然として残っていると、気象庁は明らかにした。

 気象庁のイ・グァンヨン予報分析官は「台風12号『ムイファー』の影響によって北太平洋高気圧の縁の位置が変わり、台風14号の予想経路も変わっている。台風12号が熱帯低圧部に変わる17日頃、台風12号が残した水蒸気が北太平洋高気圧の位相と強度に及ぼす変動性が減れば、台風14号のより正確な進路が見えてくるだろう」と説明した。

台風14号「ナンマドル」の予想経路=気象庁提供//ハンギョレ新聞社

 台風14号が九州地方に上陸する頃、秒速15メートル以上の風が吹く強風域の半径が330キロメートルに達し、済州西帰浦と釜山まで影響範囲に入る。西帰浦の場合、この日午前3時ごろ台風の中心が270キロメートルまで、釜山の場合、午後12時ごろ190キロメートルまで接近すると気象庁は予想している。

 台風12号は15日未明、中国の上海南東海岸に上陸した。台風12号は中国沿岸に隣接した内陸に沿って北上した後、17日頃、中国瀋陽付近で熱帯低圧部に弱化するものと予想される。

 一方、気象庁は同日、「台風14号に先立ち、北太平洋高気圧の縁に沿って南側から上がってくる高温多湿な空気と北側の気圧の谷の間に形成された雨雲の影響で、17日まで済州には10~60ミリ、首都圏、忠清南道、江原嶺西中北部には5~40ミリの雨が降るだろう」と予報した。また、湖南地域には16日に5ミリ前後の夕立が降るものと予想される。今週末までの気温は平年並みか少し高くなると予想される。

イ・グニョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/1058672.html 韓国語原文入力:2022-09-15 17:32
訳H.J

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