新型コロナ事態で中断された金浦(キンポ)~羽田路線の航空便運航が2年3カ月ぶりに再開される。
22日、韓国の外交部と国土交通部、文化体育観光部の発表内容を総合すると、政府は今月29日からソウルの金浦空港と東京の羽田空港を往き来する航空便を週8往復運航することで日本側と合意した。両国政府は需要の増加傾向と航空会社の準備状況を考慮し、7月から運航回数を次第に増やす計画だ。
金浦~羽田路線は2003年に運航が始まり、以来両国首都アクセシビリティが良くシーズン搭乗率が約98%に達する黄金路線だったが、新型コロナの影響で2020年3月に運航が中断された。2019年の金浦~羽田定期便の運航は週84往復だった。
今回の運航再開は、韓国側の提案を日本が受け入れる格好で実現した。これに先立って尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が就任前の4月に「両国国民の自由な往来と交流が関係回復の近道」と強調した後、両国間の協議が続き、21日に両国の航空当局はテレビ会議で路線の再開に合意した。
路線の再開で大韓航空は毎週水曜日と土曜日にB737を、アシアナは水曜日と土曜日にA321またはA330を運行する予定だ。日本航空は木曜日と日曜日にB767またはB787を、全日本空輸は月曜日と金曜日にB787を運航する。
ただし、韓日間のノービザ入国はまだ再開に至らなかった。金浦-羽田路線を利用して両国を観光する場合、韓国政府が今月から再開した観光目的の短期訪問ビザの発給を受けたり、日本政府が許容する引率者同行の旅行会社の団体旅行を利用しなければならない。