人権委「積極的な保護」勧告にも…極右団体に場所取られた水曜デモ
正義記憶連帯「被害者の人権と名誉を守る」
今月19日昼、ソウル鍾路区の旧日本大使館前で、日本軍性奴隷制問題解決のための第1527回定期水曜デモが行われている間、平和の少女像の両こぶしの上にぼたん雪が積もっている=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社
第1527回日本軍慰安婦問題解決のための「水曜デモ」が開かれた19日昼、ソウル鍾路区(チョンノグ)の旧日本大使館前にある平和の少女像のぎゅっと握った拳の上に雪が積もった。この日も少女像の周辺では、集会場所を先取りした極右・保守団体メンバーらによる歴史歪曲発言や被害者に対する侮辱が続いた。
国家人権委員会(人権委)は今月17日、警察に「反対集会から水曜デモを積極的に保護するよう」勧告したが、警察は同日、名誉毀損や侮辱発言の自制を呼びかける一方、水曜デモ現場周辺に鉄製のフェンスや秩序維持線を設置するなど、物理的衝突を防ぐことにとどまった。積極的に乗り出すには、「強制的に阻止する法的権限はない」というのが警察の立場だ。
今月19日昼、ソウル鍾路区(チョンノグ)の旧日本大使館前で行われた日本軍性奴隷制問題解決のための第1527回定期水曜デモ周辺の保守団体集会の周辺に、秩序維持ラインと警察隊が配置されている=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社
同日の第1527回水曜デモも、旧日本大使館前の「平和の少女像」から50メートルほど離れた場所で行われた。正義記憶連帯のイ・ナヨン理事長は人権委の決定について「歓迎する」と述べた。さらに「いかなる侮辱にも屈せず、被害者たちの人権と名誉を守り、非人道的犯罪行為に責任を問う」とし、「正義と真実を追求する世界最長期集会の水曜デモを守り抜く」と強調した。同日昼から降りはじめたぼたん雪に打たれながら、デモに参加した参加者らも様々な手書きのプラカードを作り、日本の謝罪を求めた。現場の写真を集めた。
今月19日昼、ソウル鍾路区の旧日本大使館前で行われた日本軍性奴隷制問題解決のための第1527回定期水曜デモの周辺に、秩序維持ラインや警察隊が配置されている=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社
今月19日昼、ソウル鍾路区の旧日本大使館前で行われた日本軍性奴隷制問題解決のための第1527回定期水曜デモの周辺に、秩序維持ラインや警察隊が配置されている=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社
今月19日昼、ソウル鍾路区の旧日本大使館前で行われた日本軍性奴隷制問題解決のための第1527回定期水曜デモが行われる間、少女像の上にぼたん雪が降っている=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社
今月19日昼、ソウル鍾路区の旧日本大使館前で行われた日本軍性奴隷制問題解決のための第1527回定期水曜デモの参加者たちが手書きのプラカードを持っている=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社
今月19日昼、ソウル鍾路区の旧日本大使館の前で開かれた日本軍性奴隷制問題解決のための第1527回定期水曜デモで、ある参加者がホッカイロを手に持ってプラカードを抱えている=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社
シン・ソヨン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)