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韓国の国連予算分担率、11位から9位に上昇

登録:2021-12-29 06:14 修正:2021-12-29 09:20
国連正規予算分担率11→9位、PKO予算分担率10→9位 
1991年の国連加盟後、3.7倍に上昇 
北朝鮮は129→133位に
文在寅大統領が9月21日(現地時間)、米国ニューヨークの国連総会会場で基調演説を行っている/聯合ニュース

 韓国外交部は28日、韓国の国連予算分担率の国別順位が9位に上がったことを明らかにした。

 外交部は「第76回国連総会は24日、2022~2024年の国連正規予算と平和維持活動(PKO)予算分担率を確定し、韓国は国連正規予算と平和維持活動予算において、共に9位に分担率の順位が上昇した」と明らかにした。国連の正規予算は11位から9位に2ランク、平和維持活動は10位から9位に1ランク上がった。

 外交部は「われわれの(国連正規予算)分担率は2019~2021年の2.267%から2022~24年には2.574%へと13.5%上昇し、1991年の国連加盟当時の0.69%から30年で3.7倍以上増加した」と説明した。外交部は「2014~2019年の5年間、世界所得で韓国の国民所得(GNI)が占める割合が上昇(1.784%→1.968%)したことを反映し、今回の韓国の分担率が上昇したとものとみられる」と付け加えた。国連正規予算分担率は、各国の国民所得(GNI)が世界所得に占める比重を基に、外債や実際の支払能力なども考慮し、3年単位で算定する。

 2022~2024年の国連正規予算分担率1~10位の国家は、米国、中国、日本、ドイツ、英国、フランス、イタリア、カナダ、韓国、スペインの順だ。

 外交部は「これにより韓国は今年7月、国連貿易開発会議(UNCTAD)先進国グループに地位が格上げされたのに続き、国連に対する財政貢献のためにもG7諸国(先進7カ国)と中国に次ぐ主要貢献国になった」とし、「今後拡大した貢献に見合うよう、国際社会における韓国の役割を強化していく」と述べた。

 一方、北朝鮮の国連正規予算分担率は2019~2021年0.006%(129位)から2022~2024年0.005%(133位)に低下した。

イ・ジェフン先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/1025103.html韓国語原文入力:2021-12-28 17:26
訳H.J

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